無題


20230417
業務中、柔軟剤のようなやさしい香りを感じた。最初は誰かの香水か柔軟剤かな〜と思ってたけど、その場を移動しても香りがしたので、そこでやっと自分の柔軟剤の香りだということに気づいた。柔軟剤入れすぎたんだ、そのお陰で香りにとても癒された。


20230418
陽が落ちたあとの変化していく空のグラデーションを見ていたら、あの人にこれを見せたいと思い立ってすぐに写真を撮った。



20230421
昨日散々泣いたせいなのか、朝起きて顔を見ると瞼が重たく腫れぼったくなっていた。鏡の前で冷たく見据えている眼と目が合う。また新しい気持ちで今日を生きるために剥がれてきたマニキュアをまた同じ色で塗りなおした。イヤホンから流れてきたのは昨日再生していた音楽で、再びその出来事を思い出して憂鬱な気分になる。
悲しいとき、自分をどん底まで追い込みたくなるのはどうしてだろう。だけど再び元の場所に戻ることを私は知っているからこそ落ちるところまで落ちてしまいたくなる。いつかそれを他人にも向けたりするんだろうか。

これは今電車のなかで書いていて、40分後には何事もなかったように仕事が始まる。こんなコピペみたいな毎日に意味を見出したくて私はずっとなにかを探してる。それはずっと具体的には思い浮かばなくていつも曖昧なもの。こうして空想している時間があるから自分を保っていられるし現実に身を置くことができるんだと思う。また一日が始まるけどしっかり頑張ってみようと思う。



20230422
久しぶりに母親とお出かけした。そこであるワンピースを見かけて直観的に母親に似合うと思い、強引に促して試着をしてもらうと本当によく似合っていた。本人も嬉しそうにしていた。その時、「褒め上手だね」と言われて少し考えたあと「うん、よく言われる」と返した。試着したワンピースの他の色も着てもらうとそれもよく似合っていたから、両方私が買うよ、と言って自分のカートに入れた。母親は遠慮がちにしていたけど母の日だからという理由をつけるとご機嫌になった。良かった。

世の中には母親(父親)との関係性を「友人のような関係」と呼ぶこともあるらしい。私は自分の親に対してそう感じたことはないけど、今日の母親とのお出かけは友人みたいだったな。私は、褒め上手なんかじゃなくて、ただ本当にそう思ったことを口に出しているだけなんだよ。でもそれで笑顔になってくれるのが嬉しい。心がほっこりした日。いい日。


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