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このひと手間が、アイラブユー。

数年前のコマーシャルなのに、未だに思い出すワンフレーズ。
竹内結子さん演じる美人ママと、息子役の寺田心くん、父役の劇団ひとり、何とも微笑ましい家族でお届けされたサッポロ一番のCMである。

誰かに愛情を伝える時、それは特別な方法じゃなくても良い。
日常の中でその人を想ってする事がとんでもなくスペシャルな愛情表現なのだ、という深いメッセージが
家族に向けてたっぷりの野菜や卵入りのインスタントラーメンを作るシーンから伝わるようだった。

ずいぶん前置きが長くなってしまったが、今の私もある人物へ向けて愛情たっぷりのごめんねをサッポロ一番に込めて、お届けしたい気分なのである。
ただそれが出来ないので、noteで出会った彼女にはここで想いを綴るのが一番伝わる方法なのではないかと思い記事にしてみた。
(こういう文章を書くとき、なぜだかポエマー風になってしまう事を許してほしい。恥)

事の発端はnoteをきっかけに知り合ったサークル仲間と集まった日の会話からだった。

その日初対面にも関わらず心地よい時間を過ごす事が出来た私は、noteで出会い数か月後にカフェで盛り上がる目の前の光景を、人生って面白いなぁなんて呑気に捉えていた。まさかその日の私の発言がキッカケで前述の彼女を落ち込ませてしまう事態になるとは思ってもみなかった。

彼女はその後、私との会話をキッカケにアイコンを変え、他の方との絡みもあり随分悩んだらしい。

そんな彼女の想いを知ったのもまた、noteだった。

ポジティブに締め括られたその記事を読んだ私は、自身の言葉のチョイスの誤ちに激しく後悔した。なぜ後悔したのかと言うと、彼女が"今の自分を否定された様に感じてしまった"からだった。それを知った時、私は伝え方を間違えたな、と確信した。

違うちがう。そうじゃ、そうじゃなーーーーい。私の発した言葉は、意図した事と全く違う形へ繋がってしまっていたのだった。

問題の発言はこうだった。
「可愛いのにどうして変なアイコンにしてるの?」「自分の良さがもっと伝わる記事を書いた方が良いよ。」「ふざけた写真でふざけた文章じゃ会いたいとは思えない」

(ひどい!ひどい!文字に起こすと更にひどい!ごめんね。でも本音だった…いや、重ね重ね本当にごめん。)

スレンダーで美人なビジュアル。控えめで真っ直ぐでピュアな人柄。会うまでは全然分からなかった彼女を感じた私から出たお節介心満載のストレートな本音だった。

いつも飾らずありのままを綴る彼女。自分の記事を読んで挑戦に迷う誰かの背中を押したいという彼女。私はそのありのままの彼女に惹かれたのだった。だからそのままでいて欲しい。今まで通り真剣にnoteと向き合っていて欲しい。その姿で充分魅力的だったのだから。

あの日私は自分の思いを咀嚼しないまま、出てきた言葉を口にしたが、本当に伝えるべき言葉はこうだったんじゃないかな、と今になって思う。

○○○ちゃんの全部を皆んなに知って欲しいなぁ

と、ただそれだけで良かった。

だけど、こんな事を伝え直した所で、もはや彼女の中では解決した今さらの事なのかもしれない。彼女はいつだってずんずん前に進んでいる。

だからこれはまた余計なお節介なのだろうなぁ、と思いつつも、やっぱり書かずにはいられなかった。

だってこれは、少しでも傷付けてしまった彼女に向けて、そして言葉の力について改めて考えるキッカケをくれた彼女へ向けて、たっぷりのひと手間をかけたアイラブユーなのだから。

(なんか、カッコつけて書いてみたけど、上手く伝わるのかなぁ。そしてやっぱり、最後までポエマー風になっちゃうんだよなぁ。恥)

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