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ホタテの矢印 Go to fisterra #52 ゴール間近のガチ迷子

2019年 11月29日 Monte do gozo(モンテ ド ゴゾ)という街まで27kmの道のり。

この街はゴールの街サンティアゴの一個手前の街です。

今日も早めに街につきたいという思いから、朝はやくに出発しました。雨は降っていませんでしたが、代わりにスゴイ濃霧で視界が悪かった。

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今日の道

おそらく建築用に管理された真っ直ぐな松林?に囲まれた道を、水を含んだ空気を肺に出し入れしながら、黙々と歩いていた。

非常に視界が悪いため、サインを見失わないように注意しながら歩いてたんですが、気付けば迷子になっていた…

これまでにも迷子になったのは何度もあったが、まさか完全にサインを見失っていて、それに気付かずに高速道路のような大きな車道に出るとは…

とにかくビックリして、普通の人なら引き返すとお思うんですが…

迷子になりやすい人の特徴ですね、このままゴール方面に向かって歩けばなんとかなるだろと思い。

あるき続けたんですね…

はい、この後もう道に戻れる場所がなくてなくて焦りました(笑)

色々不安になりながら…困りながら…歩いていると、一台の車がクラクション鳴らして僕の前で停車してくれた。

乗っていたおじさんは英語が喋れなく、超スペイン語だったがなんとなく、この道は違うよ、巡礼の道はあっちだと教えてくれた。

どう巡礼の道に戻れば良いのかわかんなかった僕は、どうすればいい?とジェスチャーでそれっぽくしたら、おじさんは車に乗れって合図して、連れてってやるよと言ってくれた。(ニュアンス)

とても親切な人のおかげで、無事巡礼路に戻ることができました。

少し距離は伸びましたが些細な問題で、助けてくれる人が居ることに本当に感謝です。

僕が困った時、誰かが手を差し伸べてくれる。その事に、自分の幸運に何度も何度も感謝し、この先も感謝し続けるだろう。

今日の道はとても長く感じたが、途中の街でALBERGUEを見かけても、助けてもらったというのもあり、妥協するのは止めようと

歩き続けた。

Monte do gozo

町のALBERGUEには僕が一番乗りのようだった…

今日この町まで歩く人が少なかったのだろうか?

後から4人ほどしか来なかった…

ゴールの手前の街までやってきて、僕はなんだか凄く体が軽かった…

巡礼もあと100kmと少ししか無いのか…と思いながら、夜ご飯は少し贅沢にBARに行きコーラとコロケッタと、ポテトのなんかと~と注文した。

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ゴールの手前の街で、1人不思議な気分に浸って何を思う。

ぼーっとピントが合わないような頭で、僕は1人夜を過ごしました。

僕の後に宿に来たチリ人の男性、パトリッシオが Keep going と自分に言い聞かせて歩いたよと言っていたのが耳に残った…


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