学芸会のそうべえ

最近、偶然『じごくのそうべえ』というタイトルを目にすることがあった。

それって小学5年生の学芸会でやったやつじゃん!なつかしい!と思って家の中を探してみたところ、


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あった。


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表紙にちいちゃーく「DARK」って書いてた。女児らしくHAPPYとかSMILEとか書けばいいものを、早い中二病だな。(この頃、ソニックアドベンチャー2バトルにどハマりしていたのが原因)


うちの小学校の学芸会は全学年が演劇で、なんとなく5年生は喜劇、6年生は戦争もの、みたいな決まりがあった。じごくのそうべえもまた、落語を元にした(それは最近知ったことだけど)笑い話だ。我々が演じたときも、下の学年にまあまあウケていたような記憶がある。

運悪く死に、また運悪く地獄に落とされた男4人が鬼たちをあれやこれやとさんざっぱらおちょくって、地獄から追い出されて生き返る話。


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元になった落語「地獄八景亡者戯」では時事ネタが多く盛り込まれるものらしく、この台本にもその形跡が見えた。元の落語知ってるともっと面白そうだな。ていうか1枚目の画像でわざわざ年度消してるのに、こんなの載せたら大体の年齢がバレそう。


大事に台本まで取っておいている割に、何の役をやってたか全然覚えていない。覚えてないくらいなんだから大した役じゃないんだろうな。

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本当に大したことなかった。
なんかペンの使い方も独特だし。


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ふんにょう地ごくをはこぶ係も兼任していたらしい。こんな悲しいト書きあるかよ。


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約2ページ後に、ふんにょう地ごくを片付ける係も仰せつかっていた。


「じごくのそうべえ」で検索すると、サジェストに「劇」「台本」などが出てくるので、今でも結構学芸会で人気があるのかも知れない。たしかに分かりやすい浦島太郎型(行って帰ってくる)の話で、時代の影響も受けにくそうではある。地獄のパターンなんかでアレンジも作りやすそう。

絵本があるらしいから、機会があれば読んでみようかな。
元ネタの落語の方は一時間越えの大作らしい。それこそ機会があればと思うけれど、その前に落語自体に見慣れるところからのような気もする。好きな噺は「らくだ」くらいしか答えようのない、超落語ビギナーなので……。


ちなみに、小学6年生時の学芸会の台本『赤い靴』も出てきた。その話もまたいずれ。

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