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さまざまな夏

以前、「夏」という文字をデザインしましたが、ただただイラストにしか…と供述させていただきましたので

今回はその途中過程を載せながら、様々な書体についても記載させていただこうかなと思います。

私が書道で習っている書体は 【楷書】【行書】【草書】【隷書】 です。

普段私たちがよく目にするのが【楷書】と呼ばれるものです。
キチンと硬く書かれています。

「夏」楷書


それをサラサラっと流れるように書かれているのが【行書】

「夏」行書


更にサラサラ、上下にクルクルフワッと、リズミカルに書かれているのが【草書】と呼ばれるものです。
手首のしなやかさが必要です。草書は省略されている箇所も多く楷書からは想像もつかない形態になっている文字もあります。なので、創作のヒントが詰まっているのも草書です♪ 右側も「夏」です。

「夏」草書


ちょっと特殊な書体が【隷書】
書き始めは右から左へまた右に戻す、縦線は一旦下から上へ書きまた下へ戻して書くという逆筆という筆運びをします。筆の腹を使って一定のリズムで。書き上がった形はやや横広です。

「夏」隷書


そして、「夏」の作品は草書をベースに筆で創作し、そこから更に変形させていきました。

「夏」創作過程

それが、こちらのデザインです。↓

「夏」という漢字に見えてきたでしょうか。。。



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