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日々の暮らしの中で大切にしているコトやモノから学んだり感じたりしたことを綴りながら、そ…

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日々の暮らしの中で大切にしているコトやモノから学んだり感じたりしたことを綴りながら、それをモチーフとしたロゴアートを制作。文字とイラストの境界線を探求しています。 シンボルマーク、ロゴマークのデザイン→https://kei-graphics.com

マガジン

  • 風物詩

    風物詩から季節感を味わい感じたことをデザインを通してお伝えしていきます。

  • 西洋から学ぶこと

    絵画や海外アーティストから学ぶたくさんのことを紹介していきます。

  • 語源を知る…しきたりと文化

    人々の暮らしの中から生まれた知恵や考え方から学ぶことがたくさんあります。 先人の「洒落」や「目からウロコ」をお伝えしていきます。

  • ネーミングの参考にしたい素敵な言葉

    月にまつわる様々な言葉や、季語。 あまり聞き馴染みのない言葉を紹介させていただいてます。 古くからある言葉だけれどちょっと響きが素敵だったり、新たな発見があります。

  • 大切な想いから

    自分が感じたことことを綴り、言葉にしてから文字をデザインしたものです

最近の記事

梅・桃・桜

ほんのり梅の香りを感じました♪ 春の訪れを感じさせてくれる梅、桃、桜の開花。梅、桃、桜の違いってわかりますか? お花屋さんだったら聞けば教えてくれると思うけど、お散歩中通りすがりのお宅の庭先で見かけたら、ついつい「あれは、梅?桃?それとも桜?」なんて気になっちゃう。 梅と桜の違いは開花時期も違うし、なんとなくわかるけど、、、 そこに桃が入ってくると一気にわからなくなる…イラストにしてみるとデフォルメされるので、見た目の違いがわかるからおさらいしてみることにしました。 【花

    • おのおののたつのように

      2024年の干支は辰。 十二支の中で唯一架空のいきものです。その姿は誰も見たことがなく、各々が想像した姿。 そんなふうに考えると、2024年は自らが想像しその実現に向けて行動できる一年となります様願うばかりです。

      • 天使か?悪魔か?

        世の中には天使にまつわる食べ物があります♪ まずは、誰もが知ってるマシュマロ。 マシュマロはアメリカでは「エンジェルフード」と呼ばれているそうです。 あの感触♥たまらないですよね♥とても愛らしいお菓子の代表です。 「天使の肌もこんな感じ?!」と思わず想像しちゃいます。 天使はとってもお酒好き♥ スコットランドでは「天使の分け前」という言葉があるんですって。これは、樽詰めされている原酒が蒸発して目減りする様子を表現した言葉。遊び心ですね。 「エンジェル・ティップ」「エンジェル

        • たそがれ時に惹かれる理由

          夕暮れ時になると、時間のうつろいを敏感に感じませんか? 「夕焼けが綺麗〜」と思っていると、あっという間に夕日が沈んでしまって… 「日が暮れるのが早くなったよね。」と季節のうつろいを感じられるのも、夕暮れ時♪ その時間のうつろいを表現する素敵な言葉がたそがれ時 「夕暮れ時」と表現するよりも「たそがれ時」と表現されてる方が素敵に感じられ、私は好きです。 それは、語源を知り魅了されたから♥ 「たそがれ」=「誰そ、彼?(だれそ、かれ?)」 夕暮れ時は人の見分けがつきがたくて「

        梅・桃・桜

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        • 風物詩
          5本
        • 西洋から学ぶこと
          5本
        • 語源を知る…しきたりと文化
          4本
        • ネーミングの参考にしたい素敵な言葉
          4本
        • 大切な想いから
          4本
        • 語源を知る…暦とならわし
          22本

        記事

          一瞬の美しさと、時の流れの美しさ

          「『みちる』を漢字で書いてください。」と言われたら、私は「満ちる」と書きますがこんな漢字もあったんですね。それが「盈ちる」 月を表現する言葉にも使われていて、みちていく月のことを「盈月=えいげつ」と言うんだそうです。 「満月」と言う言葉はまん丸お月様のこと、一方、「盈月」は「新月(細い月)から満月までの日を追って丸くなるまでの間の月のこと」を表現しています。 その一瞬の時ではなく時間の流れを感じることができる「盈月」。 月はその切り取った情景ももちろん素敵ですが、そのう

          一瞬の美しさと、時の流れの美しさ

          風合いが教えてくれたもの

          「風合いとは人がものに触れた時に感じる材質感のことである」と辞書に記されています。 触れなくてもその風合いを目からも感じることができる。私はそう思います。触ると感じた記憶が呼び起こされる。。。 紙の選択によって「なんだかピンとこない…」デザインを「GO!」サインへと決定づけてくれることがあるのです。敬愛すべき風合いです♥ 広告宣伝が紙からWEBに変わっていますが、広告においても風合いを押したい時がある。それは、自然への優しさへと繋がる、そんなシーンです。 たくさんの人々が環

          風合いが教えてくれたもの

          透ける光と風を感じて…

          八月は日本流の月名だと「葉月=はづき」と呼びます。 葉月という呼称は諸説あるようですが、「葉が散り始める」ことに由来するという一説についてフォーカスしてみました。 八月といえばまだまだ暑く…、いや、むしろ暑さの本番はこれから!?といった今どきですが、暦の上では秋真っ盛り。(旧暦なので今の日付けで言うと九月頃。1ヶ月づれてもまだ暑いケド…) 緑生い茂る八月で「葉月」だとばかり思っていましたが、、、 旧暦から見ても、漢字の成り立ちから見ても、緑生い茂るではしっくりこないことが

          透ける光と風を感じて…

          彩りの笹

          七月七日は七夕。 彦星と織姫が再開できるように「絶対晴れて〜」って思っていたのも遠い昔。。。 七夕の飾り付けも、お願い事も、お天気さえ気にしなくなって… そんな時、久しぶりにとっても素敵なことを思い出した。 クリスマスにも欲しい物をお願いするけど、 七夕様はもし願いがかなったら、とぉーーーーっても大きいんだよ♪ って言われたっけ。こうなると俄然やる気が出てきてしまう現金な私です。 さて、笹の用意とその次は、、、 五色の短冊。この五色は赤・青・黄・黒・白です。 小さい頃は

          彩りの笹

          ことばから感じ取る。。。

          芒種とは、二十四節気の一つで、夏至の一つ前の季節を表す言葉。 『芒(のぎ)を有する植物の種』のことです。 じゃあ、「のぎ」って何? お米や麦などに、スーッと髭ようなものが生えてるなって、記憶ありませんか。 特に麦は長〜い髭が特徴ですよね。 この髭ような突起物が「芒(のぎ)」です。 もう少し、よぉ〜く見てみると、、、 「芒(のぎ)」の表面にはさらに鋸歯状の細かい棘もあります。鳥に食べられない様に種子を保護してるから。。。だとか。 人の衣服や動物の毛にからまって種子を拡散さ

          ことばから感じ取る。。。

          鯉のぼり?兜?…しょうぶあり!

          五月五日は「端午の節句」。もともとは「女性が身を清める日」だったそうです。 女性が菖蒲や蓬など香りの強い植物で毒気を払ったり、菖蒲酒を飲んだりできて自由にふるまえる日でした。 それが男性中心の武家社会の時代、男児の節句へと変わっていったのだそうです。。 時代と共に風習が多少変形していっても、菖蒲から始まった端午の節句につきものなのはやっぱり「しょうぶ」。 男児の節句として定着した理由も「しょうぶ」に関連付けられています。 菖蒲 と 尚武※ の言葉の響き 菖蒲の葉が刀に似て

          鯉のぼり?兜?…しょうぶあり!

          卯年、卯月

          (旧暦の)四月の和風月名は「卯月うげつ」 ここにも「卯」の字が使われています。 なんで??? せっかく「卯年」で得た知識がまだ錆びていないうちに、「卯月」の語源を紐解いてみたくなりました。 「卯」の字は「茂る」「覆う」という意味を持ちます。 そう!この季節は正に 芽吹いた草木が次から次へと彩りも濃く 『茂る』 頃 ですよね♪「卯月」この季節に似合う月名だわ♪ 新緑がキラキラと輝き、眩しい季節。「昨日とは彩りも変わってる!」そんな草木の成長の著しさを発見できるのもこの季節

          卯年、卯月

          桃花の舞

          三月三日の「ひな祭り」は「桃の節句」とも呼ばれています。 桃の花が咲く頃だから。それともう一つ、桃花酒を飲むことにも由来しているようです♪♪ 桃は邪気を払ってくれると言われています。 この「桃花酒」にフォーカスすると、、、三人官女も一緒についてくる。。。 だって、三人官女が持っているのは様々な酒器なんですもの。 提子(ひさげ)、三方(さんぽう)、長柄銚子(ながえのちょうし) お内裏様に仕える宮廷の女官たちが軽やかにお酒を注ぐ様子は、慎ましやかな舞いなのか?それとも桃花酒の

          桃花の舞

          鬼と十二支と鬼退治

          節分は、季節の変わり目の厄除け=鬼退治をいたしましょー。 まずは敵を良く知ることから。。。 赤鬼・青鬼 こん棒を持ってて 角が生えていて トラのパンツを履いてる どうやらこの鬼の姿。実は、十二支に関係しているらしいのです。 「鬼門」と呼ばれる「鬼」がいるとされる方角が「北東」。それを十二支で表すと「丑(うし)」と「寅(とら)」の間の位置。そこから、 鬼は牛の角を持ち、虎の毛皮をまとっている と考えられるようになったのだとか。。。 そして鬼を退治してくれるのは、、

          鬼と十二支と鬼退治

          「卯」と「兎」

          あけましておめでとうございます。 2023年の干支はうさぎ。 十二支の「卯」「卯」という字は「門」を無理に押し開けて中に入り込むさまを表しているのだそうです。 「卯」の古代文字を見てもちょっとわかりづらかったので、古代文字の「門」と「卯」を見比べてみました。 確かに!門の扉(…と思われる)が「門」の字は閉まってる状態で、「卯」の字は扉が外に開かれた様に見えてきます。 言葉の成り立ちからもわかるように「卯」には動物の「兎」という意味はありません。 「覆う」「茂る」という意味

          「卯」と「兎」

          クリスマスの大役は!?

          ♪真っ赤なお鼻のトナカイさんは〜♪ お馴染みのクリスマスソング。 トナカイさんはサンタクロースとたくさんのプレゼントを乗せた大きなソリを引いてるんですもの、雄だと思ってました。が、なんと、雌鹿だそうです。 「あんなに立派な角が生えてるのに雌!?」 雄鹿の沽券に関わるので。。。 もちろん雄鹿の方が雌よりも立派な角です。でも角の生え変わる季節が雄と雌で違います。雄の角は晩秋には落ちて春から生え始め、雌の角は春先になってから落ちるとのこと。だから、クリスマスの時期にソリを引い

          クリスマスの大役は!?

          顔で選ばずに…

          招き猫をご存知の方も多いと思います。 猫はどうして縁起が良いとされているのでしょう??? 招き猫の由来を知ると、猫を可愛がることが福を招いてくれるような気もしますけど… いずれも江戸時代のお話。招き猫が縁起物として江戸時代に流行したそうです。 その招き猫には色々な種類があるそうで_______ 「左手招き猫」は、人を招く。 「右手招き猫」は、金運を招く。 「長い手招き猫」は、遠くの福を招く。 「短い手招き猫」は、身近でささやかな福を招く。 と言われています。

          顔で選ばずに…