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WurtS MeetS Sakamoto dayS ライブレポ

はじめに

本日行われた、WurtSによる漫画「SAKAMOTO DAYS」とのコラボライブのレポです。同漫画とのコラボ楽曲BORDERの配信リリース日となった本日、Zepp Shinjuku (TOKYO)にてSAKAMOTO DAYS関連書籍を買った人が応募できるという形の無料招待制ライブが行われました。

本編

1 Talking Box (Dirty Pop Remix)

 SEに導かれるようにしてDJのウサギ、ドラム、ベース、ギターのサポートメンバーが上手から登場し、最後にWurtSが加わって披露されたのがお馴染みのTalking Box (Dirty Pop Remix) 。1曲目からクライマックスかのごとくクラップが巻き起こり、ラストサビの「Dance with me」の歌詞通り観客が飛び跳ねる。

2 ふたり計画

 ギターを持ち「WurtSです。よろしくお願いします!」という挨拶の後に披露されたのは「ふたり計画」。先ほどのEDM的なサウンドから一転して重厚なバンドサウンドが展開されていく。DJのウサギの煽りに乗って観客は揃って手を挙げる。

3 僕の個人主義

 四つ打ちロック曲が畳み掛けられていく。「僕の個人主義」はシングル「檸檬の日々」に収録されているアップテンポな楽曲で、「嫌い」という感情をシニカルに、韻を踏みながら日常的な歌詞に乗せて歌っている。最後は派手な掻き回しで終わり、ここで一旦MCが挟まれる。

4 BOY MEETS GIRL

 MCで「(SAKAMOTO DAYS作者の)鈴木裕斗先生が本誌で好きと言ってくださっていた」と紹介があったのがこの曲。打ち込みによるイントロがクラップを誘い、心地よいラップが繰り広げられる。エナジードリンク「ZONe」とのタイアップ曲としても知られている曲だが、間奏ではDJのウサギがサックスを吹くようなオノマトペをするなどほっこりした笑いを誘う場面もあった。

5 MOONRAKER

 続いて披露されたのは、こちらもホーンセクションを取り入れた「MOONRAKER」。この4月に開業したばかりのZepp Shinjuku (TOKYO) の高い天井から吊るされた、煌びやかなミラーボールからの反射光がまるで月明かりのようにフロアに降り注ぐ。この後再びMCが挟まれ、改めて今回のコラボイベントが行われた経緯や、コラボシングル「BORDER」についてのことが語られる。

6 BORDER

 「SAKAMOTO DAYSのイメージに合うように、スタイリッシュでかっこよく、且つWurtSのアクのようなものが含まれるようにということを意識した」とMCで言っていた通り、漫画の世界観に合うような緊張感のある独特のクセを含む曲だ。曲名に「ORDER」が含まれていたり、歌詞に漫画の要素が仄めかされたりしつつもしっかりとWurtSとしての楽曲になっているのが好きだ。

7 ブルーベリーハニー

 続いてはアルバム「ワンス・アポン・ア・リバイバル」に収録されているこの曲。サポートメンバーの雲丹亀卓人とWurtSくんがそれぞれベースとギターを向かい合って弾く中で、同じくサポートメンバーであるはずの新井弘毅が自分のバンド(THE KEBABS)かのようにギターソロを弾き倒す。全員がとても楽しそうに演奏していたのが印象的だった。ここから終盤へ向けてWurtSのライブは加速していく。

8 リトルダンサー

 「ブルーベリーハニー」と同じアルバムにも入っているPEOPLE 1のギターボーカルItoとのコラボ楽曲だが、通常のライブでもそうされているようにコラボなしでの演奏となった。ウサギがDJ台を離れステージ上を練り歩いて観客を煽り、ライブはクライマックスに相応しい盛り上がりを見せる。イベントの時間は30分くらいだと事前に発表されていたのでここまで多くの曲を聴けることに驚いた客も多いんじゃないだろうか。

9 分かってないよ

 最後に披露されたのはもちろん代表曲「分かってないよ」。やはりギターの新井さんはステージ上を縦横無尽に飛び跳ねるし、ステージもフロアもその熱に浮かされヒートアップしていく。フェスで披露されるたびにライブ動画が公式Twitterに上がるのが定番だが、そのどれにも負けないような熱量を見せる500人の観客達。最後にBORDERのMVが本日21:00に公開されることが改めて知らされ、ライブは締めくくられた。

おわりに

 応募した中で当選した人しか来られない招待制のライブで、当選ハガキと身分証を見せた上で入場したり、ドリンク代もなかったり等いつもとは毛色の違うライブだった。開演前は過去のSAKAMOTO DAYSのプロモーションビデオやBORDERのコラボMVが流れていたりと漫画とのコラボイベントであることが強調されていたが、終わってみればしっかりとWurtSのライブで曲数もやってくれたので満足。特殊なライブということで構えていた部分もあるのは私だけではないとは思うが、そこを安定のパフォーマンスでいつも通りの盛り上がりのライブを作り上げるのがすごい。

 まだアニメ化されていない漫画とのコラボながらここまで人が集まるというのも、そのライブが2ヶ月前に開業したばかりのZepp Shinjukuで行われるというのもなんだか「新世代」感がすごい。それに加えてWurtSのファンはめっちゃ若い。でも始まってしまえばそんなことを気にする余裕もないほど楽しいのがWurtSのライブ。次はSpotify O-EASTでライブハウスツアーの追加公演ファイナルを観ることになる。約1月後だがツアーを経てさらなる進化が期待できるなあ。


WurtS - BORDER (Music Video)

https://youtu.be/qBaE0nafpJo

ライブのアーカイブ(6月12日正午まで)

https://www.youtube.com/live/Y_cHp-9SB0g?feature=share

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