立論「子育て世代の支援とその政策について」 ——京都市長選立候補者討論会第2戦 (JC) Part4-1

書き起こし元:https://www.youtube.com/watch?v=X-G1RCfr8co


コーディネーター
引き続き2つ目のテーマに行きたいと思います。
教育問題、子育て世代の支援とその政策についての回答を、それでは村山さんから3分間お願いいたします。

立論:村山祥栄「教育の無償化と充実の子育て支援7選による、京都に住みたい街化計画」

人口増加のため相対評価で他の市町村以上の教育サービスに上げてかねばならない

はい、教育についてお話をさせていただきたいと思いますが、
まずはですね、私はとにかく人口を増やさなきゃいけないということも合わせて申し上げてるんですが、人口を増やすためには相対評価でサービスを上げていかないといけないわけですね。要は隣の街よりいいから人が来るということでございます。

子育て世帯の所得制限を取らない負担軽減、18歳までの子供医療費無償化、給食費無償化、保育料の(4年で第二子、8年で第一子) 無償化

特に今、子育てをされてる皆さんがご苦労なさってるのは、やっぱりコストの問題だと費用の問題だということでございますので、とにかく子育て世帯の負担軽減を徹底的にやると。
従いまして、18歳までの子供医療費の無償化をやる。そして給食費の無償化をやる。そして保育料の無償化も4年で第二子8年で第一子までしっかりやろうと。
そして1番大事なことはこの子育て支援に対して原則所得制限を取らないということです。所得制限を撤廃して皆さんに等しくサービスをするということをまずやろうと。

教育の無償化(奨学金の返済支援、高校の無償化)

そして合わせて教育の無償化でございます。
奨学金で悩んでらっしゃる大学を卒業された皆さんに対しても奨学金の返済支援をしっかりやっていこうと、高校の無償化も進めていこうと。
そういったしっかりとした手厚い行政サービスをやると。

塾いらずの教育の質の担保(学校運営への塾参加、国際バカロレア、フリースクール・全授業ライブ配信、1人1人に合わせた探究型教育)

合わせて教育の質をいかにして担保していくかと。これも合わせて非常に重要なテーマだという風に考えています。
とにかく、親御さんたちが、子供が塾に行かないとちゃんとした大人になれないと、落ちこぼれちゃうかもしれないと、こういう不安を抱えながら学校教育を続けていくというのは非常に大きな問題だろうということで、
私はとにかく、塾に行かなくてもちゃんと公立の学校に行っていれば、いい教育が受けられる、そういう環境作りをしっかりとやりたい。

そういう意味では京都は元々学力先端都市でございますから、このいいところをしっかりと引っ張りながら、
また一方で、塾に皆さんが信頼度があるんであれば、塾の皆さんにも学校に入ってきていただいて放課後の授業をしていただく。場合によったら、学校そのものの運営を民間の塾さんに運営をしていただくということなんかも合わせてやっていけばいいんじゃないかという風に思っておりますし、
例えば国際バカロレアと言って海外の大学にストレートで行けるような資格を取れる学校、こういうのに目指されてる若いお子さんいらっしゃいますけど、これ行こうと思ったら今はインターナショナルスクールに通わなきゃいけません。年間150万160万の学費を払わなきゃいけません。じゃあやっぱりお金持ちしか学校行けないんですかと。
ないしはフリースクール、不登校で学校に行けないお子さんたちがいます。フリースクール、民間です、お金がかかります。

そういうことも含めて全部公共でしっかりと整備をして、お金のかからない学校教育、等しく全ての人がしっかりと学べる環境を作っていくということも合わせてやりたいと思っておりますし、
コロナ禍でも問題になりましたが、学校に行きたくても行けないお子さん、病気であったり精神的にしんどかったりするお子さんに対しても、全授業ライブ配信で家でも学校でも授業がしっかり受けられるよねと。
こういうような環境整備も進めていきたい、また1人1人の子供たちの成熟度に合わせて勉強していける探究型の教育をしっかりと根付かせていきたいという風に考えてございます。

コーディネーター
ありがとうございます。では松井さんお願いいたします。

立論:松井孝治「保育・教育の無償化にむけた前進、第3の居場所作りと多様な学びの保障」

全て家庭も全て税金で無償化も無理。また都市間競争も過ぎるべきでなく、国と協力して地域間格差を超えた教育の無償化へ前進すべき

はい私はですね、そこに書かせていただいてるように「保育とか教育の無償化に向けた前進」とさせていただいてるんです。
さっきあのちょっと誤解に基づいた発言がありましたけど、全部ですね京都市の財政でこれを無償化できるなんて思っていません。それと同時にですね私はこれからの教育保育っていうのはなかなか従来でやれば自助共助公助っていう言葉がありますけれど、じゃあ家庭で全部できるかっていうといろんな家庭のご事情もあります。

じゃあ全部無償化で税金でできるかっていうとなかなかそうもいかない。
そしてこの大事なことはですね、最近のところ、この教育の無償化・保育の無償化について都市間競争が起こっていますけれど、私はこれはあんまり都市によってばらつきがあって、そこでお互いが過当競争するようなことではなくて、できるだけ国に対してこの無償化、社会で子育てをするということについて、国が地域間格差を超えてしっかり政策として推進していただきたい。
あるいは国と府市が合わせてそれをできるだけ公平な教育の無償化に向けた前進をしていきたいと思います。

出来る範囲内のことはやる(保育料第二子無償化、中学まで1医療機関月200円、中学校までの全員給食)が、国と協力して現実的に

その中で私が大事なことは、それはもちろん私の政策の中で言うと、
保育料に関して言うと、第二子の無料化であるとか、
あるいは医療費で関して言うと、今の昨年の秋にできた小学校までの1医療機関200円、月200円というところを中学校までやるとか、
あるいはとりあえず急いで全員中学校までの全員給食を実現するとか、
できる範囲内のことを説明しておりますけれど、やはりこの何でもできる、それやりたいですけれど、これはものすごい金額がかかるわけで、それをどうやって国の助成と、あるいは国があまねく制度を作っていくのかと、それと京都市独自のものを組み合わせていくのか、現実的にやっていかなければいけないと思います。

京都の学力が高いのは地域の方が補助者に入っているから。ボランティアに期待する学校改革を進めるべき

それと、もう1つ大事なことはコミュニティスクール、今、村山さんがおっしゃいましたけれど。
京都の学校、小中学校っていうのは、高校も含めてですけど、非常に学力のレベルも高いんです。
それは何かって言うと、すでにですねこれは学校運営協議会でいろんな地域の方々がいろんな、例えばこれ京都だけじゃなく三鷹なんかやってることなんですけれど、やっぱりエンジニア出身の方がですね地域の方々が分数の割り算でつまづく、そういうところにたくさんの方々が教育補助者として入っている、こういうことをしっかり進めていく。
私は塾のね、先生方のリタイヤした人の、人材活用もあってもいいと思いますよ。
同時にもっと市民が支える子供たちを地域で支えるっていうこのボランティアの精神にもっともっと期待をしていきたい。そういう形で学校改革を前に進めていくべきだと思っています。

コーディネーター
ありがとうございます。では続きまして福山さんお願いいたします。

立論:福山和人「5つの無償化、住宅政策、教育改革」

小手先でなく大胆な転換、5つの無償化(返済不要の奨学金、学校調理給食をまず半額へ、18歳未満医療無償化、保育第2子無償化ひとり親は第1子から、国保均等割免除)

はい京都市は子育て世代の方々を中心とした人口流出問題に直面をしておるわけでございまして、これを解決していくためには小手先の逐次投入ではなくて、大胆な政策転換が必要やと思います。
私は5つの無償化を皆さんにお示しをしております。

まず返済不要の奨学金を創設をして、卒業した後も京都に残ってくれはる場合にはその全額の免除をして、人手不足で悩む中小企業の皆さんの支援と合わせてセットでやってまいります。また現に奨学金を返済してはる若い社会人の皆様に対してはその返済を京都市がサポートいたします。

中学生の皆さんに対して学校で調理された温かい出来たての給食を提供して、まずその半額の給食費を無償化をして、速やかに全額に近づけていきたいと思います。

3つ目に18歳までの医療費を無償化いたします。

保育料については第2子以降無償化、特に経済的に厳しい状態に置かれてる1人親家庭の子供さんに対しては、お1人目から無償化をしたいと思います。

それから国民健康保険料の均等割り、これ赤ちゃんにまで払わせるというもんで、生まれれば生まれるほど負担が重くなるという、まるで生まれてきたことに対する罰金みたいな制度ですから、私はこれは18歳まで免除にしたいと思います。

塩漬け空き家は11万個、内市営は6000個、これをリフォームして若者に安い家賃で提供する。リフォームは地元業者。

こうした子育て5つの無償化と合わせて、やはり若い世代に対する住宅ニーズにどう答えていくか、ていう問題があります。
京都市は今、建物の高さ規制を緩和をして、高層マンションを誘致をすることで、若い世代を呼び込もうとしておるわけですけれど、今、マンションの値段が高騰化しておりますので、若い世代に手が出ない。こういう問題があります。
むしろ私は京都市内に11万個空き屋がありますし、市営住宅の空き屋も6000個あります。これがほとんどリフォームもされず募集もされず塩漬けになっております。
ここをきちんと市の責任でリフォームをして、若い方々に安い家賃で住んでいただくような仕組みづくりを進めていきたいという風に思います。
このやり方を地元の業者の皆さんにリフォームをしてもらえれば、地域の経済も活性化をいたします。

フリースクール全小中学校開設、民間フリースクール助成、第3の居場所作り

また教育の問題について言うと、不登校が史上最高ということになっておりますので、全ての小中学校にフリースクールを開設することや、民間フリースクールに通っておられる子供さんの費用を助成すること、そしてまた第3の居場所作りなどを進めてですね、多様な学びの機会を保証する。

こういうこれらの政策をワンセットで取り組むことによって、子育て世代の方々を始めとする若い皆さんが住み続けられる希望を持って住んでいける京都市を作ってまいりたい、このように思っております。

コーディネーター
ありがとうございます。では続きまして二之湯さんお願いいたします。

立論:二之湯真士「教育無償化を目指す、塾や習い事に依存しない義務教育の実現」

経済格差が教育格差を生む制度を改める。塾習い事のいらないよう義務教育の質を上げる

はい、私あの、政治を目指すきっかけの1つは、やはり経済格差が教育格差につながってさらなる経済格差につがってしまうという現実を、私も中学高校の時に感じましたもので、やはりそれは制度として改めていかなければならないなと思っております。
でまあ、京都市で言いますと、小中学校の義務教育を司っておりますから、これやはり塾のいらない習い事のいらない義務教育に質を上げていく、っていうことは非常に重要だろうという風に考えています。

多くの専門家が学校に入れることで、キメ細やかな教育を実現し、またイジメの相談なども受け付けられるようにする

で、私も今小学校のPTA会長をしておりまして、たまたまですけども、このGIGA端末が入って授業の内容が変わって、学校の先生が対応できないっていう状況になった時に、私が専門家と一緒にPTA・保護者・学生と一緒にですね、10人ほど6年生の事業に入ってものすごく喜ばれたという経験があります。
そこで思ったのは、やはり多くの専門家が学校の現場に入る、多くの大人の目でいろんな子供の個性を見出してあげる、それを伸ばしてあげる、授業で足りなかったら放課後の時間も使う、
こういうようなキメの細かな教育が必要で、塾がなくてもしっかりと進学ができる、このような小中学校にしていく必要があるということ。

また多くの大人が、この学校の現場に入ると、子供からしたら、やはり人間対人間なんで相性というのがありましてね、やっぱりいろんな相談ができるとか、またいろんな大人で子供の様子を見ていじめを防ぐとか、そういうこもあるんです。
だから小中学校非常に閉ざされたところですけれども、多くの人が入っていったらいいと思います。

松井の言う学校運営協議会は、PTA会長としての経験を踏まえて言えば、自主的に盛り上げるのは困難、制度としてやっていく必要が有る

松井さんが学校運営協議会のことを非常におっしゃっております。
私、小学校のPTA会長なんで学校運営協議会入ってるんですけども、やっぱりこれ運営ものすごく大変、PTAの役員探すのも大変、自治会の加入率下がっている。
そういうところでなかなか自主的にそういうものを盛り上げていくのは、京都の実態としては非常に難しいと思いますので、制度としてやっていく必要が私はあるなという風に思っております。

府市協調の観点からの教育支援(公立一律を止めて590万の所得制限撤廃した私学学費助成、京都企業就職条件の奨学金返済補助の助成上乗せ)

あと私は府議会議員だったので府市協調の観点からの教育支援ということを申しますと、ここで無償化目指すとありますけれども、京都府私学の学費の助成しております。
京都市はそれに上乗せをしてない、京都市は半分が私学に行っていると、この府の助成は590万という所得制限があってやはり不十分なので、ここに私は公立の一律を辞める代わりにこういう私学の学費助成、所得制限撤廃を目指すとかですね、
あとはまた京都府は奨学金をもらって学んだ学生が京都の企業に就職して、その企業が奨学金返済応援するなら補助するという制度があるんですね。
これに上乗せをしてやはりだから義務教育から大学卒業まで学費を抑えていく、教育費を抑えるということがやはり子育て支援に繋がっていくなという風に思っております。

コーディネーター
はい、ありがとうございます。

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