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障害者雇用 雇用予約にならないために

そんな資料を作って企業の採用担当者さんにお渡ししています。
細かい、くどい、めんどくさい。そんな内容かもしれませんが、適正な障害者雇用の入り口に立つためには必須です。

さて、この資料を作ったのはなぜかというと、先輩が繋いだ就労が「雇用予約とみなされ」その先輩が退職した後、その対応を任されたものでした。
(僕が所属している部門の役割では無かったものの、現実的に外部機関と話ができる知識と経験があったのが僕だけだった事もあり、役割外の任務をおおせつかった)

雇用予約になれば、ハローワークの紹介は無効になります。
無効になるというか「紹介する必要がなかったよね?」という事なのです。つまり無効、存在しなかった、無かった事に。

するとどうなるか?
特開金が無効になります。いわゆる特定求職者雇用開発助成金です。これは無かった事にされるにはあまりにも大きな金額です。
僕が後処理をした際には「このまま受給申請をすると、不正受給になりますよ」と言われたままを企業の採用担当者さんに伝えました。

なんとも、嫌な役回り・・・・。

企業側は特開金のために雇用をしたとは言いませんが、もらえるものがもらえなくなった衝撃はなかなかのもので、それまでは歓迎されていた就労者さんへの風当たりが強くなったのは、この頃です。

結局、紹介も助成金も無効になり、就労者さんはそもそも課題が多く難しいという事で雇用が継続されませんでした。


この、雇用予約になるってことは、誰にとっても不幸な事ですので、絶対に起こしてはいけないものなのです。

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