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旅の記憶とわたしのお薦め【九州前編】

西に住んだことがない。所謂、転勤族の父についていく形で幼少期は転校が多かったものの父の勤務管轄は"東日本"だった。おそらく、九州には無縁だったわたしたち家族だが母の熱烈なサンリオ愛により幼少期に大分のハーモニーランドに連れて行ってもらったことがある。おそらく、これが最初に訪れた九州だ。勿論、初東京はサンリオピューロランドだ。サンリオピューロランドに10回以上行ったことがあるのに小学校を卒業するまで、ディズニーランドには行ったことがなかった。

まだまだ未知、九州。九州の7県で共通するのが、どこも目的地を決めてピンポイントで訪れている。出張で福岡に行った際、先輩が翌日 佐賀に住む祖母のもとへ会いに行っていたが、2週間ほど拠点を福岡にして九州を満喫したい。

がばいのどかな佐賀県

学生時代、研修旅行として連れて行ってもらった佐賀。3泊4日の超豪華旅。めちゃくちゃ楽しかった。その中でも印象に残っているのが、"方言"だ。久しぶりの九州だったこともあり、まるでがばいばあちゃんの世界かのような言葉に終始驚きだった。

研修地は、有田。焼物の街。今でこそ、陶器に興味を持ち旅先で出会う器たちが楽しみのひとつだが当時は無知で毎年G.Wに開催されるという"有田陶器市"すら知らなかった。3泊4日とは言えど、授業時間に合わせたスケジュールで朝8時に集合し電車と新幹線を乗り継ぎ佐賀に到着したのは16時前だった。帰りも同様に10時頃に佐賀で解散し、家に着くのは18時前といういかにも高校生らしい時間帯を駆使した実質2日間の旅。

そう考えると、"自由"な旅って何でもできるなとふと感じた。東京から紫陽花を見るだけのために朝7時の飛行機に乗り、9時には秋田着。夜までゆるりと過ごし、帰りは夜行バス。翌日の朝9時には会社。24時間フル稼働にちかいとんでもない日帰り旅行だってできる。そう思うと、修学旅行だとかこの研修旅行みたいないかにも授業時間に合わせた日程だからこそ学生旅行の夜もエネルギーが余っているんだろうなぁなんて思ったりもした。この3泊4日の旅も、毎晩みんなでトランプゲームをしたり話したりといかにも青春っぽい研修旅行だった。

そんな有田で、案内してもらったアリタセラ。当時は有田焼卸団地って名前だった気もするけれど、この写真の光景は薄ら覚えがある。が、きっと当時から比べると進化しているであろう...。有田。また行きたい。

と、佐賀はやはりバルーンフェスタに行きたい。そして、呼子にイカを食べに行きたい。インスタでフォローしているカレー屋さんが、呼子で美味しそうなイカをあげていて初めて"呼子"を知った。


異国情緒溢れる美しき長崎県

佐賀の研修旅行で、せっかくなので観光地にと長崎に案内していただいた。修学旅行の定番コースかの如く、長崎の美しき街に触れ、夜ご飯は回る円卓で和華蘭料理をいただいた。皿うどんがとっても美味しかった。

これまた、ミーハー心の塊だが、長崎ランタンフェスティバルに行きたい。春節に合わせて開催されているようで、前職では旧正月前後が恐ろしく忙しく行けそうにもなかったが、旧正の繁忙期から離れた今ならば行ける気もする。前述のバルーンフェスタは、毎年11月に開催されるので理想は11月12月1月2月と九州で暮らしたい。

九州の大都会賑やかしい福岡県

"賑やかしい"という方言があるそうだ。わたしの地元には"もだく"という方言があるのだが、地元以外では通じそうにないのですでに使うことを諦めている。

今回の写真は、福岡の能古島(のこのしま)。初めて、福岡に訪れた際にもつ鍋を食べて、締めにしんしんの拉麺と炒飯を食べて、翌日、船で能古島へと向かった。自業自得のハードスケジュール。

とんでもなく晴天な日に訪れた能古島は、いい意味で福岡らしさのなく空と海の青が美しかった。また行きたいなぁ、能古島。

福岡は、空港へのアクセスがめちゃくちゃ良い。おそらく、国内で一番良い。ターミナル駅である博多まで電車で2駅!5分!時間帯によりも5分〜10分に1本。こんな空港はなかなかない気がする。そして、これは薦めても実行する人がほぼいないのだが、福岡から沖縄のルートがかなり良い。18時前に沖縄空港でソーキそばを食べ、20時半には何と天神(福岡の繁華街)にいるのだ。めちゃめちゃおすすめルート。

福岡は、なんてったって明太子が美味しくて。そして、天ぷらのチェーン店が有名だそうで「ひらお」「たかお」「だるま」と天ぷら3銃士。たかおさんは都内にもあり訪れたことがあるが、昆布明太が無料惣菜として置いてありとてもご飯に合う。福岡のご飯は、本当にハズレがないなぁとつくづく思う。お土産は、パンにも合う明太子。初めて、福岡に行ったときはお土産選びに1時間ほどかかった。行き慣れると、おそらく空港で5分。


日本一の温泉天国大分県

47都道府県の中で、行ってから一番時間があいているであろう大分。幼少期、家族旅行で行ったっきり。当時は"ハーモニーランド"というサンリオのテーマパークに連れていってもらった。翌日に別府地獄巡りに行ったそうだが、号泣したらしい。そんなちょっぴり怖い場所。

もう20年近く訪れていない大分。来年にでも、行きたいと思っている。由布院。そして大分県立美術館。

2015年に開館した大分県立美術館ことOPAM。坂さんの設計。"出会いと五感のミュージアム"というコンセプトもとても素敵。20年で街も進化しているであろう大分。久しぶりに訪れるのが楽しみだ。

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