本当に大切なことを教えてくれる人の見分け方
仕事を早く終わらせるためのTIPS、彼を振り向かせるためのテクニック、おいしいものをつくるコツ。
世の中はたくさんの "HOW"で溢れています。
その中には無責任に書かれた信ぴょう性のない情報はもちろん、搾取するためにかけられた罠もたくさん混じっていて、そうした情報の波をかきわけて有益な情報を選びとっていかなければなりません。
情報量が爆発的に増える世界で、どうすれば本当に大切な情報だけをより分けることができるのでしょうか。
私がアドバイスを受けるときに大切にしているのは、
「すぐに結果はでないけど」
と一言添えてくれる人の言葉を信じること。
人が何かに悩んだり人にアドバイスを求めるとき、すぐに効果がでるわかりやすいものを求めてしまいがちです。
しかしすぐに効果がでるものは、簡単に手に入った分だけあっというまにその効果が切れてしまう。
簡単にすぐに結果につながるものは周りもこぞって真似するので、追いつかれるスピードも速いのです。
結局なにかで突き抜けよう、成功しようと思ったら、人には真似できないことをやるしかない。
それは突き詰めればたったひとつ、"努力の積み重ね"です。
騙そうと近づいてくる人は、「誰でもすぐに簡単に成功できるよ」と甘い言葉を使って人の弱みにつけこんできます。
しかし本当にためになるアドバイスをくれる人は必ず、「地道に努力を重ねるしかないよ」と正しい努力の仕方を教えてくれるもの。
そうした努力の積み重ねはすぐに結果がでるものではないし、ときには後々勝てるようになるために今は負け続けなければならないときもあります。
頭では正しい努力を重ねていると思っていても、結果がでないと不安になってしまうもの。
成功体験がある人は、そんなとき「今はそういう時期。あともう少ししたら結果が出るからそこまで頑張れ!」と励ましてくれます。
実は私自身、オウンドメディアのPVがまったく増えずどうすれば…と悩んでいたときに「質の高い記事を毎日発信していれば、半年も経てば結果が出る。メディアは1ヶ月やそこらで結果がでるものじゃないから、どれだけ腐らずにいいものを書き続けられるかだよ」とアドバイスをいただいた経験があります。
このまま書き続けて意味はあるのか、もっと別のことをすべきなのだろうか、という迷いを吹っ切るために「とりあえず半年」と自分に言い聞かせながらコツコツ書きためていった結果、急激にPVが伸びる時期が何度かくるという体験をしました。
その体験は今書いているnoteにも生きていて、読まれなくてもまずはコツコツ書き続けることを大切にした結果、少しずつ読んでくださる人が増えてきました。
あのときもっと安く簡単に効果が出るものを求めてオウンドメディアを投げ出していたら、noteを書き始めることもなかったかもしれません。
大事なことは、時間がかかる。
でも時間をかけた分だけ、豊かな実りを自分だけでなくまわりの人たちと分け合うことができる。
まだ私は何も成し遂げていないけれど、まわりの素敵な大人たちを見ているとこの道は正しいのだ、と自信をもつことができます。
私もそんな素敵な大人を目指して、毎日、一歩ずつ。
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(Photo by tomoko morishige)
私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。
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