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インターネットは、「好き」を伝えるためのツールだ

先日、NewsPicsに課金したことをきっかけに読んだ記事について、こんなツイートをしました。

すると、記事を書かれた楠木建さんから、引用RTでこんなコメントをいただきました。

このように直接感想が伝わる体験は、とても「インターネット的」だなと改めて感じました。

書き手が自分の名前を検索するエゴサーチにはいまだに賛否両論がありますが、自分が世に出したものに対する反応が知りたいというのは自然なことだと思います。

逆に言えば、誰でも気軽に発信できるSNSという場では、作り手側に直接届く可能性を忘れてはいけません。

私たちが想像する以上に、作り手側はエゴサーチしているものだと思った方がよいと思います。

それは、文章だけではなくInstagramを通して、カフェやレストランの写真を投稿するときも同様です。

「おいしかった」という感想も、「思ったよりイマイチだった」という感想も、同じように作り手の目に入ってきます。

そしてそうしたコメントは、良かれ悪しかれ印象に残りやすいものでもあります。

どんな人でも、悪口を書かれたらその相手とは心を許した付き合いはできないでしょうし、逆にいいコメントをくれた人には好印象を抱きやすいものです。

インターネットであらゆる情報とつながっている今、私たちは出会う前から無意識のうちに信用を積み上げているのです。

だからこそ私は、「好き」を伝えるためのツールとして、インターネットを使っていきたい。

それは、心にもないお世辞を言うことではなく、本当に自分が「よい」と思ったものだけ発信するということです。

もちろん、違うと思ったことに対しては自分の意見を表明することも重要です。

しかし、その反論の根底にも相手への好意や期待があるべきです。

ただ攻撃したい、相手を言い負かしたいだけの議論には、何の生産性もないと思うからです。

ボタンひとつで自分の意見を表現できる時代だからこそ、少しだけ立ち止まって「自分は今なにを伝えようとしているのか」を考える。

その一言が、まわりまわって自分に与える影響を想像する。

それこそが、一番大切なネットリテラシーの根幹なのではないかと思います。

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(Photo by tomoko morishige)

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