【私のおでかけ帖】これが、私のとっておき。<最終回>
ちょうど去年の11月にはじめた「私のおでかけ帖」も、毎週コツコツと続けているうちにいつのまにか1年が経ちました。
去年の今頃は自分が独立するなんて1mmも思っておらず、自分の趣味の延長として楽しみながらここまでやってきました。
はじめはおでかけ場所をまとめるだけだったのが、その街に着ていきたい洋服を織り交ぜて紹介するスタイルに代わり、街単位だけでなく場所のカテゴリやどんなファッションで行きたいかをベースに場所を提案するスタイルにも挑戦しました。
自分が実現したいことの小さな小さな一歩めとして続けてきたおでかけ帖ですが、パワーアップして世に出すべく、一旦noteでの更新は最終回にすることにしました!
この一年、Twitterでの反応はもちろんのこと、直接お会いした時に「楽しみに読んでます!」と声をかけていただく機会も増えてきたので2ヶ月ほどずっと迷い続けてきましたが、自分のリソースも鑑みて、さらにパワーアップしたかたちにできるように注力していきたいと思っています。
ということで、最終回のテーマは「これが、私のとっておき」。
最後に思いっきり、私の大好きな場所を詰め込んでみました。
1.オリエンタルラウンジ(マンダリンオリエンタルホテル)@日本橋
(Photo by オリエンタルラウンジ HP)
暇があればいつでも行きたい天空の楽園。
都内のアフタヌーンティーは一通り行きましたが、どこが一番好きかと聞かれたらここか帝国ホテルと答えると思います。
広々とした空間にシックな調度品が並んだ空間で、ガラスの向こうに見える夕暮れの富士山と都心らしい夜景のコントラストを眺めていると、自分がどこの国にいるかわからなくなってしまうほど。
もちろんここに行くのに年齢制限はないけれど、鳥のさえずりのようなかわいらしい会話から卒業して、しっとりしたアルトのトーンが似合う年頃になってからの方が、よりそのよさがわかる場所だと思います。
この場所で、着たい服。
高級感とオリエンタルシックな雰囲気に溶け込むシースルーのワンピース。
真っ赤なロングワンピースで官能性もプラス。
2.日本橋三越本店@日本橋
(Photo by 三越伊勢丹ホールディングス)
2016年に重要文化財に指定された三越日本橋本店は、百貨店としてだけでなくひとつの建築物としてお気に入りの場所のひとつ。
夕方ごろに銀座からお散歩がてら歩いてきて、日が暮れた後のライトアップを隣の三井本館とセットで眺めるのがおすすめです。
三越の中にあるフォートナム・アンド・メイソン、三井本館の千疋屋は落ち着いたティータイムの場所としても◎
この場所で、着たい服。
光沢のあるブラウンのニットとツイードのワイドパンツで上品なコーディネートに。
トレンドアイテムを取り入れつつも、バッグや小物はクラシックなアイテムでまとめるのが日本橋らしい品格を保つポイントです。
3.hanare@谷中
(Photo by hanare HP)
先日泊まってからすっかり気に入ってしまったhanare。
「まち全体をひとつのホテルと見立てた」というコンセプトも素敵だし、全体的な佇まいやコンシェルジュの方の細やかな気遣いも魅力的で、都内在住でも時々泊まりに行きたくなるホテルでした。
HAGISOの方は食事だけの利用もできるので、穏やかな空気感に触れたくなったときに深呼吸しに行きたい場所です。
この場所で、着たい服。
カジュアルな中にも凛とした上品さのある谷根千エリアに行くなら、1枚でコーディネート全体が引き締まる細身のロングカーディガンを羽織って。
下に薄手のパーカー+スキニージーンズを合わせれば、大人カジュアルな雰囲気に。
最後に。
1年前にこの「おでかけ帖」をはじめた頃には、めんどくさがり屋の自分が1年間休まず淡々とこのシリーズを続けられるとは夢にも思っていませんでした。
火曜日の23時頃に真っ白なnoteを前にして「もう明日は休んでもいいかな」と思った回数は数知れず…。でも、素敵な場所を探してそこに合うファッションを考えるのはやっぱり楽しくて、このおでかけ帖を通して知った場所やブランドもたくさんありました。
はじめはふんわりしていた「夢」も、この1年間いろんな人に話してアドバイスをいただきながら、少しずつ「計画」に近づいてきました。
まだ具体的にこういうかたちでパワーアップします!と決まっているわけではないですが、「新卒で伊勢丹だけを受ける。それ以外の選択肢はない」と決めた時の「人がでかける動機を作りたい」という初心を忘れず、自分の思いをかたちにしていきたいと思います。
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