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情報化社会において、中間に入る仕事が担うもの

全世界がインターネットによってつながり、あらゆるものが直接取引に移行し始めている。その際たるものがD2Cブームであり、小売店舗を挟まずともブランドとして指名買いされるようになったのはインターネットによって世界中の顧客に直接情報を届けられるようになったからである。
それ以前から保険や旅行代理店もオンライン化することで安価にサービスを提供し、顧客らかの支持を受けてきた。インターネットによってプロバイダーと顧客が直接つながり、間を取り持つ存在が淘汰されていく流れは今後も大きくは変わらないだろう。

その一方で、Webサービスの中には中間マージンをとるビジネスモデルも多々ある。そのほとんどがユーザー同士の直接取引によって自分たちのマージンが減ってしまうことに頭を悩ませており、オンラインサービスであれ泥臭い営業会社であれ、間に入るビジネスモデルは同じ課題を抱えているともいえる。

中間に入る企業が顧客の離脱を心配せずに継続的にビジネスを回していくことは可能なのだろうか。

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