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レールは、私たちの後ろにしかできない。

私事ですが、9月末で会社の2期目が終わりました。

10月からはまた第3期という真っ白なキャンバスに絵を描く仕事がはじまります。

高村光太郎の詩に「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」という有名なフレーズがありますが、まさに振り返ってみてはじめて道を認識するものなのだと思います。

これはベンチャーだからとか私がすぐ安定した道から飛び降りたがる性格だからといったことではなく、本来だれでも歩んだ後ろにしか道はないはず。

レールに乗った順風満帆な人生に思えても、実際にはレールなんてどこにもありません。

世の中に"絶対"なんてものはなくて、実際には「人が決めたことか」「自分が決めたことか」の違いしかない。

ずっと続いていくと思って安心して乗っていたレールも、どこで切れているかわかりません。

でも自分で決める訓練をしてこなかった人は、目の前に切れているレールが見えてもそのままじっとして転落するのを待つしかないんです。

いざ決断を求められる立場になった時、それまでの決断の蓄積こそが自分を救う鍵になる。

だから常に自分で道を選ぶ力が必要なのだと思います。

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高校を出て大学に行く、大学をでて就職するというのは、レールではなくベルトコンベアーです。

不良品はじかれ、検査を通ったものだけが次のステップに進んで"出荷"される。

出荷された商品それぞれの人生のレールなんて、検査を通した側からすれば知ったことではありません。

つまりレールに沿って生きていると見せかけて、実際にはそもそもレールなんてものは敷かれていないんです。

道なき道を進み、自分の手でレールを建設し、ふと振り返ると道ができている。
レールなんてものはいつだって、私たちの後ろにしかできない。

今日からはじまった第3期。
去年の今頃に比べて一気に増えた心強い仲間たちとともに、どんなレールを敷いていこうかとワクワクしています。

まだまだガタつきながら進むレールだけど、ちょっとずつ、でも確実に伸びているレールを振り返りながら。

次の1年も楽しみだー!

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