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人間関係ではなく、信頼関係で仕事する

編集会議2016年秋号がどの記事も面白くてちょこちょこと読み進めているのですが、特に「ダイヤモンド社の本はなぜ売れるのか? "一等地"を確保するリアル×ネット戦略」の内容にストンと腹落ちして何度も反芻しています。

その記事の中に書いてあったのは「人間関係ではなく、信頼関係で仕事をする」ということ。

もやもや考えていたことがズバッと言い当てられたように感じました。

人間関係と信頼関係は似て非なるものですが、この2つを混同して仕事をする人が多いように感じていたからです。

会社の名前ではなく、一人の人間として気に入ってもらう"人間関係"の構築はどんな仕事をするにしても重要なことです。

誰でも嫌いな人とは仕事をしたくはないでしょう。

相手に好印象を与えるとか相手の懐に入るための心理テクニック本が売れるのも、仕事における人間関係が及ぼす効果の大きさゆえだと思います。

しかしそうした人間関係は基礎部分であり、それ"だけ"で仕事をとるには限界があります。

本当に優秀な人は良好な人間関係を築いた上で、プロフェッショナルとして信頼される仕事を積み重ねているからです。

プロとして結果をだすための努力をせずに、これまでの関係に頼って仕事をしようとする人は短期的にはどうにかなっても長期的には必ず切られる日がきます。

優秀な人ほど、優秀な人と仕事をしたいと思うからです。

もちろん友人からの相談や知り合いからの紹介といった人間関係をきっかけに仕事が入ってくることも多々あると思います。

ただそのときに「友人だし」と甘えた仕事をするか、「友人だからこそ」と気合をいれて仕事をするか、その違いが数年後に大きな違いを生むのではないでしょうか。

周りの人に支えられてばかりでまだまだ力不足の自分へ、自戒をこめて。

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(Photo by tomoko morishige)

私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。

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