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動画時代ならではの「テキスト」の使い方

今や、猫も杓子もYoutubeの時代。
小中学生にとっては、テレビに出ている芸能人よりもYoutuberの方がよっぽど「芸能人」である。

さらにTikTokの人気も相まって、若者向けのマーケティングは動画が中心になりつつある。

私はどちらかというとものを「書く」側の人間だからか、ときおり「動画を脅威に感じませんか」といった趣旨の質問を受ける。

しかし私はテキストと音声と動画はすべて敵対するものではなく相互補完しあうものだと思っている。

だからこそ動画が増えれば増えるほど、それに応じてテキストのニーズも増えるはずだと思うのだ。

動画の弱点は、全容を把握するまでにかかる時間がかかる点にある。

なんでも事前に評価が見られる時代に生きる私たちは、間違った選択をしたくないという気持ちが強い。

見るべきものは多く、人生は短いのだ。

だからこそ、「この動画は見るだけの価値があるかどうか」を見る前に判断したくなってしまう。

最近はTikTokでダイジェストを流してYoutubeに集客する事例も増えているようだが、もうひとつの方法として抜粋した文章をテキストに起こすという手もあるのではないかと思う。

たとえば昨日書いたこの記事では、私がYoutube動画から学んだことと感想を端的にまとめている。

動画だけであれば出演者の価値を知らない人はクリックをためらうはずだが、テキストで「何が得られるか」を解説してあることで時間を投資するだけの価値があるかどうかを判断できるようになる。

また、テキストの場合は動画と違って数十秒で全体像が把握できる上に、読むべき価値があるかどうかの判断も素早くできる。

テキストは、ファン以外の人に情報を届ける補完機能を持っているのだ。

だからこそ、動画を配信している人はこれからテキストと組み合わせてダイジェストや動画の簡単な解説を入れるとよいのではないかと思っている。

前述の動画解説noteも、もし本人たちがnoteを使うならば動画のキャプチャを入れたり、ポイントをまとめた図をいれるなどしてよりリッチに仕上げることができるはずだ。

しかし実際の動きは言葉で説明するよりも動画で見た方が圧倒的にわかりやすいので、テキストを読んで価値を感じた人の多くは動画もチェックするだろう。

さらにいえば、noteの課金機能を使ってライブ配信で質疑応答をするといった施策にもつなげられる。

課金パートの下にライブ用URLを置いておき、課金した人だけが当日ライブ配信を見たり、コメントをいれることができる。

終了後は「限定Q&A動画」という表現に変えておけば、動画をみたい人は後日アクセスして視聴することも可能だ。

こうした一連の流れをストックしておく場所としても、noteを活用することができる。

見るべきもの、やるべきことがいくらでもある時代に、人の5分、10分をもらうことは至難の技だ。

だからこそ、よりハードルの低いテキストコンテンツを通して認知を広げ、動画再生に結びつけることが、これから動画に注力していく人たちに求められるやり方なのではないかと思うのだ。

★noteの記事にする前のネタを、Twitterでつぶやいたりしています。


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