攻撃的なバランスの取り方
開始されたときからずっと購読している経沢さんのnote。
毎回学びがあるだけでなく、その考え方に触れるだけで背筋がシャンとするので毎月750円以上のリターンを感じています。
その中で昨年更新されたこの記事が自分の中でずっと引っかかっていました。
詳しくはぜひnoteを購読していただきたいのだけど、同時期にこのnoteに書かれていることとまったく逆の考え方を目にしていたので、この違いはなんなんだろうなあとしばらく考えていました。
日頃Twitterやブログを読んでいても、同じように尊敬している人同士がまったく逆のことを言っていたりしてもやもやすることがあります。
でも突き詰めて考えてみると結局同じことを言っていて、単なるアプローチの違いに気づくことも。
そうやっていろんな意見を知る中でここ最近感じたのは、常に受け身ではなく攻めの姿勢が評価されるということ。
以前「Think Drastic, Act Balanced.」という記事の中で、尖ったことを尖ったまま実現しようとせずこれまでの常識や一般的な考え方の方に歩み寄る"Act Balanced"を大事にしたい、と書きました。
記事にも書いたとおり、こうした歩み寄る態度を"薄まった"と嫌がる人もいます。
「こうやって薄めるやつがいるから世の中は一向に変わらない、面白くならないんだ!」
という意見もあるでしょう。
私もなんでもかんでも規則や法律で縛るやり方には辟易するので、尖ったことを尖ったままにやりとげたい気持ちは痛いほどよくわかります。
そういった安全性や成功の確実性を盾に新しいチャレンジを潰す、受け身型の人たちはプロジェクトの足をひっぱる存在として敬遠されがちです。
しかしどんなに素晴らしいアイデアも、実現されなければ意味がない。
だからこそ攻めのバランスをとる姿勢として"Think Drastic, Act Balanced"が必要なのだと思っています。
自分が今攻めの姿勢でバランスをとろうろしているのか、受け身の姿勢でバランスをとろうとしているのかは、口にする接続詞でわかります。
攻めの姿勢がある人は、まずビジョンが先にくるので「◯◯をやりたい、だからまずは××から着手しよう」というように「だから」「まず」を多用します。
受け身の人は「◯◯はわかるけど、でも××が…」と「けど」「でも」を多用します。
もちろん適切なフィードバックのために「でも」が必要なときもありますが、せっかく一緒になにかを作っていくならポジティブな反応の連鎖を生んでいきたいもの。
まずは一緒に大きく、攻撃的に、極端に考える。
そしてそこからより受け入れやすくマイルドになるように削っていく。
この繰り返しが、世の中に面白いものをうむのかもしれません。
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(Photo by tomoko morishige)
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