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「好き」の確信は、見逃してしまうほどささいな瞬間

足を踏み入れた瞬間に「ああ、私はこのお店を好きになるかもしれない」とわかるときがある。好きな要素が明確に言語化できているわけではないし、自分でも説明はできないのだけど、その勘がはずれたことは、今のところ、ない。

その日、私は喫茶店のカウンターで本を読みながら、「好き」への確信を深めていた。

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思索綴

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