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5. 「書く」以外の機能、どう使う?

Nサロンの #noteチャレンジ の講座の一環として、noteを使って文章を「届ける」ための基本を教科書的にまとめたマガジンの第五弾です。

全体の目次はこちらからどうぞ。

5本目のテーマは、「『書く』以外に考えるべきこと」をまとめました。

よく『noteって他のブログサービスと何が違うんですか?』と聞かれるのですが、noteには書く以外にも『届ける』ための機能があるのが特徴だと個人的には考えています。

例えば『読者になる』ではなく『フォロー/フォロワー』という形式になっていることで書き手と読み手がフラットに感じられ、SNSに近い感覚で使える点や、マガジンを通して新たなコンテンツと出会う仕組みなど、『コンテンツの発見性を高める』ことへのこだわりが一番の特徴なのかなと。

CTOの近さんも以前こんなツイートをされていました。

書いて終わりではなく、いいコンテンツをより多くの人に届けるための考え方とそのための機能の使い方について、個人的な経験もふまえながら解説したいと思います。

『届ける』ために必要な機能

まず『書く』だけではなく『届ける』を考える上で重要なのは、CGM創出要素を満たしているだと私は考えています。

具体的には

①フォロー/フォロワー機能があること
②同一テーマのコンテンツを発見する機能(ハッシュタグ)があること
③特定コンテンツをまとめる機能があること

の3つを満たしていること。

例えばTwtterなら、

①フォローフォロワー機能がある
②ハッシュタグ検索や特定ワード検索がある
③モーメントでまとめることができる

Instagramなら、

①フォローフォロワー機能がある
②ハッシュタグ検索がある
③ハイライトでまとめることができる

となります。

そしてnoteも

①フォローフォロワー機能がある
②ハッシュタグ検索やジャンルごとの公式マガジンがある
③マガジンやnoteの記事内でまとめることができる

という風に3つの要素を満たしています。

①があることで公開後すぐに見てもらえる人が増え、②によって関心が近い人たちからの発見性が高まり、③の機能を使って自分のコンテンツへの言及を可視化することができます。また③はコンテンツ利用の通知がいくことが多いので、関連度の高いユーザーに自分の存在を知らせることができるというメリットもあります。

このサイクルが回るようになると、フォロワーが増えることで言及してくれる人も増え、それをまとめたり紹介したり、別のプラットフォームでシェアやRTをしたりすることで評判を可視化し、さらに読んでくれる人が増え…と短期間で変化を感じられるようになります。

noteにかぎらず、新しく発信をはじめる際にはこのCGM創出の3要素が揃っているかをチェックすると、途中で心折れずに成長実感を得ながら続けられるのではないかと思います。

うまく活用したいnoteならではの機能

では具体的にnoteならではの昨日にはどんなものがあるかというと、おおまかに下記の要素に分けられると個人的には考えています。

①マガジン
②ハッシュタグ
③プロフィール&仕事依頼
④リアクション設定

①マガジン

個々のnoteをまとめられる機能。
書いたnoteをテーマごとにわけて格納し、カテゴリ分けのような使い方をしている人も多いです。

私もビジネス系のコラムと野球関連のコラムを下記のようなかたちで分けています。


また、マガジンには自分が書いたnoteだけではなく他のユーザーのnoteも追加することができます。

私個人では運用していませんが、『お気に入りnote』『読み返したいnote』といったマガジンを使ってキュレーション的な使い方をしている方もいます。

さらにマガジンは他のユーザーと共同で運営することもできるので、みんなでひとつのテーマを決めて一緒に書くとか、いい記事をピックアップするといったこともできます。

下記のマガジンはnote公式ですが、一般ユーザーでも同じようにいい記事をピックしてマガジン自体のフォロワーを増やしていくということも可能です。

よくnoteのアカウント運用について相談されるのですが、このようにマガジンごとにnoteを分けることができ、さらにマガジン自体をフォローすることができるので、たとえば私の野球noteにしか興味がない人は野球マガジンをフォローすればいいし、小売の話だけ読みたい人はそれ専用のマガジンをフォローすればいい、というかたちで住み分けできるのはnoteならではの機能だと思います。

ちなみにnoteの公式マガジン一覧は下記の通り。

中には1万人以上フォロワーがいるマガジンもあるので、このマガジンに取り上げられるようなハッシュタグの付け方を考えてみるとより自分のnoteが『届きやすく』なるかもしれません。

マガジンの作り方や具体的な仕組みについては下記のヘルプページをどうぞ。

また、マガジンは有料で販売することもできますが、ここでは話を単純化するために『コンテンツを振り分けられる』機能としてのマガジンの紹介のみにとどめたいと思います。
有料マガジンについては次のnoteでも解説しますので、仕組みなどは下記のヘルプページをあわせてお読みいただければと思います。

②ハッシュタグ

noteには、TwitterやInstagramと同じようにハッシュタグ機能があります。

よく使われているハッシュタグやお題・コンテストのハッシュタグに参加することでコンテンツを見つけてもらえる可能性が高まるので、なかなか侮れない機能です。

ハッシュタグの付け方については下記のヘルプページもあわせてどうぞ。

③プロフィール&仕事依頼

投稿したnoteをプロフィールや仕事依頼としてマイページに表示させられる機能です。

例えば私の場合、『プロフィール』のみを設定しているのでマイページに下記のように表示されます。

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そしてこの『プロフィール』ボタンを押すと、下記のnoteに遷移します。

何かしらのnoteを読んで興味を持ってくれた人が、マイページに書いた100文字程度のプロフィール以上のものを知りたいと思ったときに見てもらいやすいページです。

設定方法は、投稿済みのnoteの右上をクリックしてプロフィール、仕事依頼、マイページに固定のどれかを選ぶだけ。

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ちなみにプロフィールや仕事依頼はnoteの投稿ベースなので、テキスト以外の投稿も可能です。

イラストレーターさんはイラスト、フォログラファーさんは写真、漫画家さんは漫画など自分の適正にあわせた表現ができるのも魅力のひとつだと思います。

プロフィールの書き方についてはこちらもどうぞ。

④リアクション設定

これもnoteらしい思想にもとづいた機能である『リアクション』機能。
ざっくり下記のようなリアクション設定ができます。

・サポートエリアの説明文
・「スキ」を押してもらった時のリアクション
・フォローのリアクションメッセージ
・マガジン購入・購読時のお礼メッセージ
・サポート時のお礼メッセージ

ちなみにサポートエリアとは、noteの最後にあるこの部分です。

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こうしてサポートをお願いする文章や、スキ、フォロー、サポートへのお礼を細かく設定しておくことで、感謝を伝えられるだけではなく自分のキャラクターも伝えることができます。

サポートエリア以外はそれぞれ複数パターン設定できるので、言い回しを変えたりおみくじのような仕組みにしたり、いろんな楽しみ方ができます。

ちなみに「スキ」へのリアクションについては深津さんのnoteもあわせてどうぞ。

設定方法はアカウント設定の「リアクション」からそれぞれの項目を選んで入力するだけ。

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他のユーザーさんのリアクション設定をいろいろ見てみるのも面白いと思います。

各機能の活用アイデア

ということで、ざっと機能について説明したところでよく質問される機能の活用方法について解説していきます。

あくまで個人の経験をもとにしたアドバイスなので、『これが正しい』というものではありません。いちアイデアとしてお読みください。

Q. マガジンの活用方法がいまいちわからないのですが…?

これが一番よく受ける質問。

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