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【私のおでかけ帖】サブカルだけじゃない!地元愛溢れる街・下北沢(2017.5)

実際に行くかどうかはさておき、毎週末に私が行きたいなと思うおでかけくプランを勝手に発表するシリーズです。

過去シリーズ:【水曜更新】私のおでかけ帖

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つい先日「【ご報告】6月から、新しい挑戦をはじめます。」という記事の中で、このおでかけ帖をアップデートしてメディアにしていきたいという話を書いたので、これからの更新ハードルがやや上がった気もしますが笑、しばらくはこれまでどおり水曜日にゆるゆると更新していきたいと思います。

今回取り上げるのは下北沢なのですが、よしもとばななの小説「もしもし下北沢」にでてくる実在のお店を中心に紹介したいと思います。

「もしもし下北沢」は、お父さんを亡くした母娘が下北沢の街で、徐々に再生していく様を書いた物語。

「古着」や「サブカル」というイメージとはまた違った、人情味溢れるあたたかな街の様子が描かれています。

作者であるよしもとばななさんも以前下北沢に住まれていたようで、地元で愛される名店がたくさんでてくるのも、この小説の魅力。

ぜひこのおでかけ帖とあわせて、小説も手にとってみてくださいね。

心が疲れた時こそ行きたい、元気を注入する下北ランチ。

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(Photo by 明日香 HP

明日香 下北沢店
小説の中では「飛鳥」という名前で「ちょっと奮発するときのランチ」としてお母さんが紹介していた和食の名店。

その表記のとおり、ランチ3,800円〜とややお高めの値段設定です。

下北沢エリアでは貴重な接待でも使える格式高い雰囲気なので、覚えておくと使い勝手のいいお店です。

ロクサン
お母さんお気に入りのイタリアン。

小説の中でも「ロクサンのピザは1枚ペロリよね」と書かれていたくらい、ピザランチが有名なお店です。

オーセンティックな、昔ながらのお店の佇まいもほっこり落ち着ける雰囲気です。

ビストロユリイカ
こちらは小説にはでてきませんが、ランチコースを1,600円でリーズナブルに楽しめる下北の人気ビストロです。

真っ赤な外観がおしゃれな雰囲気で、コースとは別にタンシチューなどの単品メニューも楽しめます。

人気のお店なので、事前に予約をしていくか開店と同時にいくのがおすすめ。

下北沢といえば、王道の古着めぐり!

NEW YORK JOE EXCHANGE
元・銭湯をリノベーションして作られたので、NEW YORK JOE(ニューヨークジョー=入浴場)というシャレの聞いた古着ショップ。

レトロなワンピースをはじめ、個性的なアイテムが所狭しと並べられており、下北スタイルを作るなら必ず立ち寄りたいお店です。

個人的にも、カジュアルスタイルの個性的なワンピースが欲しい時によく利用しています。

RAGLA MAGLA
洋服や小物すべてが990円均一の古着ショップ。

1点1点の値段を気にせず、点数でいくらかすぐに計算できるので、買い物しやすい仕組みです。

夜23時までやっているので、ディナー後にほろ酔いで立ち寄っても楽しめそうです。

BIG TIME
青い看板が目印の、アメカジやヴィンテージアイテムを中心に揃える古着ショップ。

広い店内を散策するのは、まるで宝探しのようなワクワク感。

男女共に楽しめるお店なので、デートにもおすすめです。

何時間でもおしゃべりしてしまいそうな地元カフェ

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(Photo by 喫茶つきまさ HP

喫茶つきまさ
お母さんお気に入りのお茶屋さんで、のちのちアルバイトをはじめるお店でもあります。

こぢんまりした店内で、25種類もの日本茶を楽しむことができます。

お茶の味を引き立てるお茶受けは、季節によって変動するのも楽しみのひとつ。

モルディブ
主人公が豆を買いに立ち寄ったモルディブは、新しい恋の予感を抱かせるシーンの舞台となるお店。

すべて自家焙煎にこだわったコーヒー豆を購入できるだけではなく、テイクアウトメニューも充実しています。

コーヒーが苦手な人も、カフェオレゼリーやミルクティゼリーといったコーヒー以外のメニューも用意があるので、気軽に訪れることができそうです。

cafe use
モルディブと同じく、自家焙煎珈琲豆の販売と喫茶のお店です。

世界トップレベルのスペシャリティ珈琲豆を使って淹れた濃いめのコーヒーはもちろん、チーズケーキをはじめとする自家製スイーツも人気。

中学生以下は利用できない、大人の落ち着いた雰囲気も魅力です。

コスパよくおいしいものが食べられるのも、下北沢の魅力。

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(photo by 下北沢熟成室

下北沢熟成室
「時間軸」をコンセプトに、採りたての新鮮なものから時の経過を感じさせる熟成されたものまで、「時」を感じるメニューが楽しめます。

中でも自家製生ベーコンは、ぜひ注文したい一品。

料理はもちろん、大人の雰囲気漂う店内も、お酒が進むこと間違いなしのお店です。

Ms CLAUDIA
下北沢で人気の、コスパいい老舗イタリアン。

おしゃれな雰囲気漂うつくりにも関わらず、4000円前後でクオリティの高いイタリアンを楽しむことができます。

これからの時期は、外のテラス席もおすすめです。

Fegato Forte
2014年のオープンにも関わらず、すでに人気店となったFegato Forte。

まるで高級イタリアンの一皿のようにフォトジェニックな前菜も、1200円とリーズナブルに楽しめます。

イタリアのワイナリーを訪ねて直接買い付けられたビオワインも絶品です。

<番外編>

・「Au Peche Gourmand(オー・ペシェ・グルマン)
主人公が働いていたお店「レ・リヤン」の店主が移転して開業したお店です。

笹塚と幡ヶ谷の間にあるので、下北沢からは少し距離があるものの、「もしもし下北沢」読者にとっては避けては通れないお店でもあります。

あえて、1日の最後に足を伸ばして訪れてみてもよいかも。

憔悴していた主人公とお母さんが、立ち直るきっかけになった思い出の一品「麦のサラダ」も食べられます。

この街で、着たい服。

「ヴィンテージ」や「古着」といった単語が似合う下北沢の街に行くなら、明るい花柄やレースといったガーリーなアイテムをカジュアルダウンしたコーディネートがおすすめ。

黒縁メガネやシンプルなクラッチバックが、下北らしいトレンド感を底上げします。

古着ライクなワンピースも、下北沢の街に映えるアイテムのひとつ。

レトロな雰囲気が街の雰囲気にぴったりです。

コーディネートの基本は、上下のボリュームバランスを整えること。

しかし、カジュアル度の高い下北なら、上下ともにゆったりしたアイテムを合わせても違和感なく着こなせます。

ビビッドカラーや柄物など、主張のあるアイテム同士をあわせると、カジュアルな中にもトレンド感を保つことができます。

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下北沢といえば若者、サブカルチャーのイメージが強いですが、渋谷や原宿と違うのはそのアットホーム感。

小さな街だからこそ、お店同士はもちろん住民や訪れる人同士もつながっていて、どこか懐かしさを感じるのかもしれません。

そんな別の切り口も、小説やエッセイを通して別の人の視点から街を見ることで気づけるもの。

寺山修司は「書を捨てよ、町へ出よう」と言っていましたが、たまには「書をもって」街に出てみるのもおすすめです。

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