自責も他責も、バランスの問題
ー他責思考はNG、物事はすべて自責思考で考えよー
よく使われるこの言葉、本当にそうなのでしょうか?
個人的に長年疑問をもっています。
私自身はむしろ自責思考に陥りがちなので、あえて他責思考も織り交ぜるように意識しています。
起きたことすべてを自分の責任として処理するには、人生はあまりに不確定要素が多すぎると思うから。
元mixiの朝倉さんも論語と算盤と私の中で
理:心:運=1:4:5
と書かれていましたが、人の成功は置かれた環境やその時の運・不運に左右される部分が想像以上に大きいように思います。
上記の比率でいけば、自責と他責は本来半々くらいに思っておけばいいのではないでしょうか。
自責思考は一見いいように思えるけれど、裏返せばすべて自分でコントロールできる、自分の思い通りに動かすことができるはずという思考にもつながってしまいます。
人のせいにするという他責思考ではなく、「世の中どうにもならないこともある」という肩の力を抜くための考え方、あわないと思ったら環境を変える軽やかさも成功のために必要なもの。
自分を責めてしまいがちな人は自分以外のものにも要因がないか考える客観性を、人のせいにしてしまいがちな人は傷つくことを恐れず自省を。
どっちかではなくどっちも、のバランスが必要なのではないかと思います。
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(Photo by tomoko morishige)
私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。
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