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【私のおでかけ帖】夏を迎えに、お祭りの街・浅草へ。(2017.7)

実際に行くかどうかはさておき、毎週末に私が行きたいなと思うおでかけくプランを勝手に発表するシリーズです。

過去シリーズ:【水曜更新】私のおでかけ帖

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「私のおでかけ帖」の日付は、その週末の月にあわせているので、今回から記事の中では7月に入りました!

梅雨明けはもう少し先のようですが、「7月」と聞くといよいよ夏だなあという気がします。

そこで今回は、夏がくると足を運びたくなる粋とお祭りの街・浅草のおでかけプランをご紹介します!

カラッとした江戸の気風が残る浅草の街へ、夏を迎えに行ってみませんか?

文豪の足跡を辿って。池波正太郎が愛した浅草ランチ。

(Photo by 駒形どぜう HP

駒形どぜう 本店
食通としても有名な文豪・池波正太郎が書いたエッセイの中でも、たびたび出てくるのが浅草で200年を超える歴史をもつ老舗・駒形どぜう。

うなぎと同じく栄養価の高いどじょうに生きたままお酒をかけ、甘味噌仕立ての味噌汁に入れて煮込んでねぎを散らすという製法は昔のまま。

お昼の定食2,600円からとややお値段は張りますが、情緒ある店構えはまるで江戸時代にタイムスリップしたような非日常を楽しむことができます。

ヨシカミ
外観からメニューまで、「古き良き洋食屋さん」といった雰囲気のヨシカミは、昭和26年創業の老舗。

池波正太郎の「散歩のとき何か食べたくなって」というエッセイにも登場します。

個人的には、店長のブログもメニューの裏話や素材の説明など読み応えがあって好きです。

中清
こちらも明治3年創業の老舗。由緒正しい江戸前の天ぷらが楽しめます。

池波正太郎も「懐の温かいときは中清」と書き記しているように、定食3,000円〜と決して安くはない価格ですが、2名用〜32名用まで様々な大きさの個室があり、きちんとした会食にも使うことできます。

池のある静かな中庭も、都会の喧騒を忘れさせてくれそうです。

昔ながらのものづくりの精神と、現代のセンスが交差する街・浅草。

(Photo by mederu jewelry HP

mederu jewelry
開発から製造まで自社のアトリエで行う、浅草を拠点としたジュエリーショップ。

日本のものづくりらしい繊細さで作り上げたジュエリーは、「日常着のようなジュエリー」というコンセプト通り日常使いしやすいシンプルなデザインです。

7/15〜17には「Open Atelier」という、アトリエで収集した1点もののアイテムやビンテージ品を見ることができるイベントも。「温故知新」を感じることができるショップです。

チェドックザッカストア
東欧・チェコの絵本や雑貨を扱うセレクトショップ。

1階と3階の一部がギャラリーになっており、期間限定の展示販売も開催されています。

味のあるビルの中にカラフルなアイテムが所狭しと並べられた店内は、時間を忘れて宝探しを楽しめそうです。

cineca
映画をテーマにした物語性のあるお菓子を創作しているcineca。

ストーリー性はもちろん、お花やハーブを閉じ込めた宝石のような砂糖菓子など、乙女心をくすぐる見た目も人気のポイントです。

店舗は不定期のオープンなので、事前にSNSやニュースをチェックしてから行きましょう。

浅草にきたら、「純喫茶」に寄らなくちゃ。

(Photo by アンジェラス HP

アンヂェラス
浅草の純喫茶といえばアンヂェラス!内装からケーキ、スタッフさんの制服など、なにからなにまでレトロでタイムスリップした気分を味わえます。

浅草を題材にした小説やエッセイにも度々登場し、池波正太郎はもちろん、多くの著名人が昔から通う老舗の人気店です。

店名にもなっている定番のお菓子・アンヂェラスや梅ダッチコーヒーで一息つきましょう。

梅むら
「梅むらの豆かん」も、様々な小説やエッセイにでてくる老舗の人気店舗です。

暑い夏には、定番の豆かんにかき氷を乗せた氷豆かんてんがおすすめ。

風情ある落ち着いた店内えすが、人気店でもあるので、長居せずに食べてすぐにでるのが江戸っ子の楽しみ方かもしれません。

純喫茶マウンテン
レトロな内装と純喫茶らしい色とりどりのコーヒーカップ、食事もしっかり楽しめる昔ながらの喫茶店らしさが人気の喫茶マウンテン。

創業から50年、変わらない味を守り続ける老舗喫茶店は、おいしさだけではなく「居心地のよさ」にもこだわっています。

時間を忘れて、のんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。

昼から飲みたい!昼のみの聖地・浅草ホッピー通り

夏の浅草といえば、昼間からゆるゆる飲めるホッピー通り。

煮込み通りとも呼ばれ、浅草寺の左側を通る飲食店街に小さな飲み屋がひしめきあっています。

とりもつ煮が有名なとんちゃんやくじら料理が人気の高橋、築地直送の鮮魚が楽しめるもつくしなど、人気店がズラリ。

気になったところにふらっと入るスタイルがおすすめです。

ちなみに、浅草のホッピー通りは飲み屋街にしては珍しく、11時ごろには閉店してしまうという健康志向。

夕暮れ時から飲み始めて、終電のある時間に帰るという健康的なプランがおすすめです。

この街で、着たい服。

浅草におでかけするなら、ここぞとばかりに和装したいもの。

それも、華やかな柄ものではなく、苦労と好みのすっきりしたコーディネートが浅草の粋な雰囲気にマッチします。

まるでジーンズのような藍色の着物は、見た目も涼しげながら、落ち着いた雰囲気に。

風情ある老舗の店内にもしっくりくる、大人の装いです。


夏といえば浴衣を着たくなる季節!

名古屋帯を小粋に合わせて、「大人のお姉さん」に。

白の日傘で爽やかさをプラスしましょう。

地味に見える柄も、パキっとした赤白の市松模様の帯を締めれば、浅草にぴったりの粋なコーディネートに仕上がります。

髪の毛もオールバックにして、「かっこよさ」を追求したいスタイルです。

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庶民的でありながら、決して安っぽくはない粋な雰囲気が漂う街・浅草。

定番の老舗をめぐりながら、温故知新を感じる新しいお店を発見する喜びもある街です。

いつ行ってもお祭りのワクワクを感じる浅草の街並みには、夏の季節がよく似合う。

夏を迎えに、浅草散歩へ行きませんか?

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