【私のおでかけ帖】昔懐かしい街並みを感じる向島散歩(2017.8)
実際に行くかどうかはさておき、毎週末に私が行きたいなと思うおでかけくプランを勝手に発表するシリーズです。
過去シリーズ:【水曜更新】私のおでかけ帖
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今週からお盆休み、という方も多いのではないでしょうか。
遠くに旅行したり普段は行かないようなエリアに足を伸ばしてみるのも楽しいですが、お盆の時期の東京も、ある意味非日常の空間。
人がごっそり減って独特のせかせかした空気が薄くなり、ぽっかりした空洞を感じる東京の街を、新鮮な気持ちでお散歩してみるのもいいものです。
そこで今回は、昔懐かしい街並みが残る向島エリアのお散歩プランをご紹介!
元・花街ならではの風情や戦前から残る昔ながらの街並みが残る向島をお散歩して、タイムスリップ気分を味わってみてはいかがでしょうか。
下町らしいあたたかさにふれる、向島ランチ。
(Photo by 爬虫類館 分館)
・爬虫類館 分館
長屋を改装して作られたカフェバー。1階が飲食と帽子ショップ、2階がイベントスペース&シェアハウスになっています。
さらに、このお店が面白いのはシェアカフェスタイルとなっていること。時間帯や曜日によって、毎回店長が異なります。
特に週末は毎回違う顔ぶれが1日店長をしていることが多いので、ぜひ事前にHPをチェックして行ってみましょう。
・レストランカタヤマ
向島エリアで長年愛されている洋食屋さん。
特にボリュームたっぷりの「盛り合わせ」は人気メニューを少しずつ楽しむことができます。
こだわりのビフテキは必ず食べたい一品。
・角萬
向島名物の蕎麦屋さん。そのボリュームから「そば界の二郎」と呼ばれているとかいないとか…。
冷やし肉南蛮は一見すると蕎麦には見えない極太の麺が特徴で、豚肉の旨味とシャキシャキのネギの食感を楽しむことができます。
お昼時には行列覚悟の人気店なので、お盆の時期にこそトライしてみてはいかがでしょうか。
レトロな「かわいい」が息づく街でお買い物を。
(Photo by 仮面やおもて HP)
・仮面やおもて
橘キラキラ商店街の中にある「仮面」の専門店。
店内には舞台などで使用する選りすぐりのマスクが並び、2Fでは不定期でワークショップなども開催されています。
普段触れる機会のない「仮面」の世界を体験できるユニークなお店です。
・甘夏書店
カフェikkaの2Fにあるこぢんまりした書店。
店内の半分は絵本コーナーで、童心に返って懐かしの絵本を手に取るもよし、他ではなかなか手に入らない小冊子を物色するもよし。
雑貨やそのときどきで変わるギャラリー展示も要チェックです。
・ハト屋
最近流行しているコッペパンですが、昔ながらの素朴なコッペパンを楽しめるのが、コッペパン専門店のハト屋。
大正元年創業、ガス窯は大正23年製という、変わらない味を守り続けている名店です。
プレーンなコッペパン120円、ジャム付き150円のシンプルなメニューを楽しみながら、商店街を散策してみてはいかがでしょうか。
まるで時がとまったかのような、ノスタルジックなティータイムを。
(Photo by こぐま HP)
・こぐま
昭和二年に建てられた薬局を改装してつくられた古民家カフェ。
まるで映画のセットのような外観だけでなく、中身も薬棚をそのまま活用するなどタイムスリップ気分を味わえます。
名物のあんみつ玉茶亭さはらや自家製ケーキと共に、レトロな雰囲気を楽しめる空間です。
・MUU MUU COFFEE
橘キラキラ商店街の中にある、長屋を改装したコーヒースタンド。
このカフェがユニークなのは、店内にけん玉が展示販売されている点です。ひょんなことから店長さんがけん玉にはまり、お店で扱うようにまでなったのだそう。
ゆったりした時間が流れるカフェで、昔懐かしいけん玉遊びに触れてみてはいかがでしょうか。
・茶亭さはら
向島百合園の中にある休憩所。
江戸時代から花の名所として知られた園内で、お茶やお菓子を楽しむことができます。
売店の商品は園内で自由に持ち歩きできるので、売店でおやつを買ってお気に入りの草花の近くでのんびりするのもおすすめです。
安い、うまい、あたたかい。下町らしい人情酒場
・かどや
向島エリアで抜群の知名度を誇るかどやは、お酒や料理のクオリティの高さはもちろん、その独特の経営哲学も人気の秘密。特に本音満載のTwitterが人気です。
料理もお酒も下町らしいリーズナブルな価格にこだわり、15時から午前2時までの11時間営業という下町の酔客の需要にきっちり答える名店。
人気メニューのハムカツは、他店と比べ物にならないくらいの分厚さが特徴です。
・三祐酒場
三角地帯に建つ外観が独特な大衆居酒屋。
焼酎ハイボール発祥の店から暖簾分けしただけあり、ハイボールは焼酎とウイスキーから選べます。
カウンターに並べられた大皿料理からおつまみをチョイスして楽しめる、昔ながらの古き良き飲み屋です。
・居酒屋むさし
曳舟駅そばで21年もの間愛されてきた下町らしい飲み屋。
名物の刺身盛りや天ぷらはどれもボリュームたっぷりで、お酒をいれても1人千円台で満腹になることができます。
1人で軽く飲んで帰りたいときにもぴったり。
この街で、着たい服。
昔懐かしい下町で夏休みを満喫するなら、レトロな柄を身に付けたい気分。
合わせづらい柄も、ボトムに持ってくればグッと着こなしやすくなります。
ジーンズ×カジュアルトップスのメンズライクなコーディネートも、一分袖のゆったりしたトップスにヒールをあわせてぐっと女性らしく。
どこか色気のある休日カジュアルに仕上がります。
スウェットライクなボトムスは、休日らしい遊び心ある一枚。
スニーカー×デニム生地のバッグというカジュアル感ある小物使いも、トップスを袖フリルのカットソーにするだけでメンズっぽくなりすぎず「やんちゃ感」を出すことができます。
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向島・京橋エリアは、戦火を逃れて昔ながらの街並みがそのまま残っているところが多く、目的をもたずにカメラ片手にお散歩するだけでも楽しめるまちです。
夏休みに遠出の予定がない方は、ぜひ下町の夏休みを感じに、向島エリアへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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