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握手の数しか、票は増えない。

政治の世界で有名な「握手の数しか票は増えない」という言葉。

最近、この言葉は何にでも当てはまる汎用性の高いものなのではないかと思い始めました。

人は、直接会った人のことをそう簡単に悪く言えないようにできています。

そして、はじめは何とも思っていなくても、会ったときの印象がよければその感動を他の人にも伝えたくなるもの。

握手によって相手に好印象を残すことは、その一票だけではなく、相手の後ろにいる数十人の知人・友人を引き込むということなのだと思います。

今は政治家もTwitterやFacebookを通して自分の言葉を一度にたくさんの人に向けて発信できるようになり、そんな泥臭いことをしなくても認知してもらえる時代になりました。

しかし、どれだけネットが普及しても、ネットだけで選挙活動を完結させることができないのは、人への「愛着」は直接会うのが一番の近道だからでしょう。

1人1人に会って話を聞くのは一見非効率に思えますが、あるティッピングポイントを越えると、まるでオセロのように一気に味方の数が増える。

それこそが「握手の数しか票は増えない」という言葉の意味なのだと思います。

これは政治の世界にかぎらず、あらゆるサービスやプロジェクトすべてに言えることでもあります。

私は常に「迷ったらユーザーに聞く」ことが大切だと思っているのですが、その理由は新しい発見があるだけではなく、相手にとって「直接意見を言えた」という体験が満足につながると思うからです。

そして自分たちにとっても、誰を幸せにするサービスなのか、自分たちの存在意義は何なのかを再確認する機会でもあります。

サービスやプロダクト開発においては「うまくいきそう」と思う瞬間が一番危険で、そこには何かを作る情熱もなければ、受け手への想いや気遣いもありません。

だからこそ、ことあるごとにユーザーの顔を見て、言葉を交わし、事業を立体的に捉えていかなければならない。

どんなに立場が上がって自分の時間がとれなくなっても、「すべての答えはユーザーが知っている」という前提を忘れた瞬間、崩壊が始まるのだと思います。

どんなに偉大な製品もサービスも、誰かが使ってくれているからこそ存在し続けられる。

そのことを忘れずにいたいものです。

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