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職務経歴書の90%はテンプレートが間違っています - 転職で成功する職務経歴書の書き方#8 -

職務経歴書を初めて書くのに、大手の転職サイトのテンプレートを利用されている方がほとんどなのではないでしょうか?
しかしながらテンプレートは数十年前からほぼ同じもので、ほとんど進化をしておりません。
それどころか、そこに大きな落とし穴が沢山潜んでおります。
そうした職務経歴書が巷にあふれているので、それが常識で正しいものであると多くの方が思い込んでいるのかもしれません。
今回は詳細に典型的なテンプレートの問題を説明させていただきます。


職務要約

職務要約をトップページの最初に配置し、下の例のように、〇〇大学を卒業し、新卒でXXX社に入社というフレーズで始まって10行以上も時系列の物語を読ませるというパターンが最も多いのではないでしょうか。

職歴の時系列に関してはその下の職務経歴か、履歴書をみれば一目瞭然なので、要約のパートで長々書く必要は全くありません。

そもそも大多数の面接官(人事部以外)は事前に職務経歴書を見る時間をほとんどとれておらず、職務経歴書の中の長文は読み飛ばされてしまう確率が高いのです。

さらに上記のような物語形式にすることで、大事な内容が埋もれてしまい、要約といいつつ、読み手が要約しなければいけなくなっています。要約という意味では下のような箇条書きにした方が見やすくなるのです。

書類選考通過率2倍の職務経歴書テンプレート決定版より抜粋

時系列、期間

時系列に関しては、最近は新しい順での職務経歴記載が増えてきていますが、まだまだ古い順での記載も多く残っています。

20代の求職者であればまだ古い順でも良いかもしれませんが、ミドル、シニア層の方の新卒時の仕事の話は、選考においてもっともプライオリティの低いコンテンツですので、大事なトップページの一番良い場所に書くべきではありません。

表形式の問題

表形式を使うことで、感覚的に整理されて見やすくなるように思いがちですが、私はお勧めしません。

一つに表を使うことで、スペースの無駄遣いが増えてしまうからです。大事なトップページが1/3空白という職務経歴書もみたことがあります。

もう一つは表がページを跨ぐ時に、切れてしまい、まとまり感を出すために表を使っていたのに、逆に前後のつながりが不明になり、余計に見づらくなることがあるからです。

さらにエンジニアの職務経歴書でも、プロジェクト事に表が追加されて、巻き尺のような長さになってしまい、閲覧性が極めて低くなってしまっているものも多く見受けられます。

業務内容

例えば銀行の支店法人営業(RM)であれば、常識的に新規顧客の開拓、既存顧客のマネジメント、融資業務がその内容であることはわかります。

それを羅列するのではなく、特筆すべき実績や、苦労した案件をどのような工夫で実現したか等の、他の候補者と差別化できる内容を書くべきです。

銀行の法人営業をしている人を雇いたいのではなく、そこで高いパフォーマンスを上げた方を雇いたいと企業側は思っているのですから。

また単に実績を羅列しても、その出来が良かったのか悪かったのかは、企業側には伝わらず、その結果どのように事業や会社に貢献したかという視点を忘れないでください。

例えば人事であれば、説明会や面接運営をするのは普通のことなので、それを書くのであれば、「何人採用できたのか?」「応募総数は何%upしたのか?」等の定量的指標を入れる方が良いかと思います。

強み、スキル、経験、資格等

記載することはお勧めしますが、箇条書き形式にして、一つあたり長くて4行以内に収めましょう。10行以上になると読んでもらえないリスクが高まります。

資格も応募する職種に関連するものだけを記載すべきです。車の運転が必要なさそうな職種に応募するのに、運転免許を記載する必要はありません。

自己PR

これも私のテンプレートでは1ページ目に記載しております。最後に記載すると読まれないリスクが高まります。

私がお勧めするテンプレート

手前味噌で恐縮ですが、私もテンプレートを作成しておりますので、もしご興味ありましたら、書類選考通過率2倍の職務経歴書テンプレート決定版の記事もご覧ください。

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