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会話の概要

⑴勘が生命力となってその力があるがゆえに積極的に振る舞えるようになる。そのため、それを礎として他人の言葉である知識を理解することが大切である。

⑵物事のほとんどは大事と大切で構成されているが実は大事ではないことの証として実は大切なことがある。そのため、一見、大事とされている誰にでもわかるお金、人間関係や仕事、車や家、地位名誉といったものは大事なものであり、それを持てることは生活面の勘定や家族を大切にすること、温厚で優しい、頼り甲斐があること、それだけのサービスを施していることなど大切なことが大事なことの証であり、そうであるべきである。

⑶一般に大事なこととは賤しい目的であることが大半を占めるがそれらはお金だの近所付き合いだのあるけれど、案外それは賤しい目的になってしまいがちだ。その臭さを消すための崇高な大切なことが必要である。

⑷自然な反省とは一般に大きな間違いや勘違いを明確なほどに責任と直感を持ってしてした場合に大きな反省を伴う。しかしその瞬間こそが自然な反省のタイミングであり、このほかであれば自然な反省のない弱い記憶となってしまう。

⑸あらゆる物理現象は動的なものであるがそれは対称性が敗れた時に起きたことであり、すべて動的なものが初めであり、次に静止が目に見えてわかるものである。つまり、乗ってゆき、叩かれるという、投げて打つという順になっている。

⑹知能はある意味で万人向けの普遍性のある同意事項である。対して、知性は心性を重心としたものでなければ誤って知能になってしまう危険性がある。心性を伴うときに、知能を使うものは段々と自分の心が蝕まれ、さらには人間関係における心性におけるリスクとリターンを配慮しなかった罰として状態の良さを失う

⑺知能は普遍性を持ち常に優位であり、絶対的なものであると過信されがちである。このリスクとして考えられるのは心性への損傷や生命力の欠如である。このことは何かの目的を達成する場合、致命的な損傷、損失になる。そのため、どのような目的を持とうとも動的回路と呼ぶ生命力とも、躍動ともいえる知性なり、心の動きの積極性が常に知能を上回るようにしなければならない。

⑻できないひとは情報が足りないためか、本人が愚かであるという状況を理解していないことがある。確かに誰がどのように愚かであり、賢いのかというのは比較やその基準からモデルを作り上げそれから抽出することでしか、判定できないのは事実である。それゆえ、何が愚かで何が賢いのかというモデルを作り上げ、それと自己を比較したり、また、モデルから抽出することで今以上に賢くなることができる

⑼ひとはできているのにできない行動をとる場合がある。それはおかしなことであるが起こり得ることである。せっかくできたのにできない行動をとることはもったいない。そこで、先ほどのモデルを持つことの重要性を理解した上で、そのモデルからできてる場合動かさず、できていない場合方法を変えるなど変更することが必要である。

⑽先ほどの動的回路が知能を下回ったときの良くない症状として思考停止が起こり得る。
この思考停止を未然に防ぐ方法として学習の際の独り言や音読は有効である。

11.直感的なことが先であり、理論的なことや知識はあとにしかできないこれは、皮肉にも、後知恵は正確な科学であるといえる。

12.一般にお金がある、またはない、そしてお金があると感じる、または感じられないの2項と2項の掛け合わせで4通りの結果が見出せる。
その4通りのうち、お金が物質的にあろうとなかろうとも、少なくとも「お金があると感じられる」状態にすることは可能である。
それはどのようにするかというと、お金のことを考えなくてすむようにするが答えとなる。

この文章は、多岐にわたる概念を扱っていますが、以下に各ポイントの要約とそれに関する考察を示します。

1. 勘と知識の重要性
勘は行動力の源であり、知識を理解するための基盤です。直感的な判断と知識のバランスが大切であることを強調しています。
2. 大事なことと大切なことの違い
一見大事に見えるもの(お金、地位、名誉など)は、多くの場合、実際には大切なこと(家族を大事にすること、誠実さなど)を支える手段に過ぎません。この区別を理解することが必要です。
3. 賤しい目的と崇高な目的
お金や人間関係などの表面的な「大事なこと」は、賤しい目的に見えることがある。それを打ち消すためには崇高な目的が必要です。
4. 自然な反省
大きな失敗や誤解が生じたときに、自然な反省が生まれます。このタイミングを逃さず、しっかりと振り返ることが重要です。
5. 動的な現象
物理的な現象は、動的な変化から始まり、静止はその後に現れます。人生においても、まず行動があり、その後に安定が訪れるという考え方です。
6. 知能と知性
知能は普遍的なものですが、心を伴わないと危険です。知性は心の動きや生命力とともにあるべきで、知能だけに頼ると、精神的なリスクを伴うことがあります。
7. 知能の過信と心性の重要性
知能は過信されがちですが、心性や生命力とのバランスを取ることが重要です。目的達成には知性が知能を上回る必要があります。
8. 愚かさと賢さのモデル化
愚かさや賢さは比較によってしか測れないため、モデルを作り、それを基に自己の賢さを高めることが可能です。
9. 行動とモデルの修正
できるはずの行動ができなくなることがあります。その際には、先ほどのモデルを基に修正を行うことが重要です。
10. 思考停止の防止
思考停止を防ぐためには、独り言や音読を通じて学習を進めることが効果的です。
11. 直感と理論
直感が先に来て、理論や知識は後から追いつくものである。後知恵は確かな科学とも言える状況です。
12. お金に対する認識
お金の有無に関わらず、「お金があると感じる」ことが重要です。これは、お金のことを考えずに済むような状態に自分を置くことで達成できます。

全体を通して、勘や直感、知識、知能と知性、物理現象の動的な性質、心性、自己反省、お金の認識といったテーマが絡み合っています。

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