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やく一ヶ月

ステイホーム、ステイホーム、ステイホームで、やく一ヶ月が経った。時々、以前撮影した写真の本番発注があったり、写真展、写真集の準備をしたり、仕事っぽいことが逆に日々の息抜きになっている。SNSで回ってくるチェーンメール的なあれ、付き合いでやったりやらなかったりするが次の人には回さない、鎖のように繋がっていくであろう広がりが無間地獄のような気がして滅入るから。どこまで行ってもインスタは応接間だ。インスタじゃその人のことは分からない。

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家にずっといるから、部屋の環境設定をアップデートしたくなる、部屋にはグリーンが増えて、花瓶にはお花が挿してある、コウモリランなどが吊るせるように撮影用の突っ張りポールでバーを渡してみたりもした、居間のサウンドシステムもアイフォンinコップスピーカーからグレードアップしたいが、居間は妻の領分なので交渉が必要だ。自炊もどんどん板についてきた、sioレストランの鳥羽さんが公開しているレシピでナポリタンを作ったり、週に何度も唐揚げたり、冷蔵庫の中にある残り物でチャッとご飯作ったり、料理のスキルはグングン上がっている。

限られた中での外出、買い出しが楽しい。散歩がてら、キープ距離、マスク装着、アルコール消毒を携えてお肉はお肉屋さん、野菜は八百屋さん、魚は魚屋さん、足りないものはスーパーで、テイクアウトのアイスコーヒーがうまい時節。

一週間くらい前、写真家の笠井さんと初めてのインスタライブ、のみながらはヤバイ。4時間なんてあっちゅーま、コメント全部拾い始めたら余裕で8時間はいけるだろう。ヨーガンテラーとティルマンスが好きとのこと、意外さになんだか嬉しくなってもっと話したくなった。話してみて、より深く聞いてみたい事の備忘、単焦点レンズの話。50mm(レンズ)は視野が狭くイメージが限定されてしまうゆえにどうしてもフレーミングしてしまう。35mm(レンズ)はルーズになるからフレーミングせずとも撮れる、自分が意図していなものが映り込んでくるところが良い、笠井さんは35mmを使う。僕はと言うと、50mmの一眼、35mmのコンパクト。必然と偶然を行ったり来たりしながら写真を撮っている。50mmを使うとき自分の中でも撮ろうとしているイメージがはっきりしている、35mmはその場のムードを掴むようなイメージ。そこにはハッキリとしたアティテュードの違いがある。笠井さんはどの程度フレーミングしているのだろうか(カメラで覗いている時点でフレーミングしてるんだけど)、撮る瞬間のことをもう少し聞いてみたい。

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