Photo by eimmy かりん 2019.9 掲載作品 3 加賀 塔子 2021年6月29日 10:23 やがて生活となる 加賀塔子土に沁みゆく秋の雨しんしんとあなたの声はわたしを濡らす煮ることと狩りは似てをり追ひ詰めて追ひ詰められしものの本質かんがへたきときは煮るなり鍋の前こころゆくまで立ち続けをりわたくしを煮詰めてゆけば何が残り何が消えるか小鉢を洗ふ掃除機をかけるあなたの背に落ちるまつすぐな光秋のさなかにふたりでひとつのものを減らしてゆくことの秋のひかりに立つ歯磨き粉 ダウンロード copy #短歌 #現代短歌 #月詠 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート