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自由研究2024夏(652字)

お父さんが毎年オニユリを育てています。
3年の時、ムカゴっていうのをもらいました。
「お前が中学生になるまで育てられたら花が咲くよ」って。
去年のゴールデンウイークに小さな植木鉢をもらって、そこに埋めてあげました。
「ユリの球根は深く埋めた方がいい」
百合にはウワネっていうのと、シタネっていう根が出るって。
「それぞれに役目があるから両方の根を育てなきゃダメだ」って。
難しいことはわからなかったので、教えてもらった通りにしました。

ちゃんと毎日水あげてたのに、夏になる前枯れちゃいました。
あったかくなってまた葉っぱが出てきました。
いっぱい伸びて、夏休み前には30cmくらいになりました。
でもまた枯れました。
お父さんのユリは枯れていません。
なぜぼくのだけ枯れるのかな。

少しだけ調べました。
ユリの根は高い温度には弱いこと、強すぎる熱にも弱いこと。
熱すぎるのがダメみたい。
日本のお花なのに、熱すぎるからっておかしくない?
調べたことをお父さんにぶつけてみました。

ベランダの中と自然環境は違う
コンクリートは植物には過酷

って教えてくれました。
毎日お水をあげるのも、ただあげるんじゃなくて、植木鉢の中と普通の地面との違いを考えなさい、コンクリートは熱も光も反射するから、強くなった光と熱を抑えることを考えなさいと言われました。
「海よりもプールの方が暑く感じるだろ」っていっても最近行ってないからわからないよ。

今年の葉っぱは枯れてしまったけど、また来年葉っぱ出てくるんじゃないかな。
葉っぱはなくても、このまま水をあげようと思います。

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