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きゅーり
2023年6月11日 22:26
浅田次郎 著主人公は定年退職を迎えたサラリーマン。送別会後の地下鉄で倒れ、死の淵を彷徨いながら、自分の過去を振り返り、辿ってゆく...。***なんだか父の人生を覗いているような気持ちで読んだ。もちろん、全く同じ境遇ではないのだけれど。親を知らない主人公は、不幸を決して不幸と思わないよう、自分の実力だけで、必死に普通を目指した。父の感覚がほんの少しわかったような気がして、読み