活気ある日常

街のお店が一斉に開店して、人間が渦を巻いて流れていく。
とてもワクワクして、心が踊る夕方の夕飯時。

日常で我慢していた人間が開放される、ワクワク感のエネルギーのうねりが見えるようだ。

中にはイライラしてて、そのままのエネルギーで人混みにぶつかってくる人間もいたりして。
それらの「気持ち良い」と「ムカつく」がぐるぐる溶けてる人の波。

電車の中も人ゴミが出来て、遅延もしてる。
いつも通りのイライラの日常なんて、すぐ元通りになるのだ。

でも、私の内側はとても幸福に満ちている。
食べたい助六と、木綿豆腐も買えてるし、ある時不意に声に出した、自分の本音に清々しい気持ちになったりして、それが身体にスッと馴染んでメンソールみたく爽やかになって、今。

そんなメンソールな身体に食べたい！って思った助六と木綿豆腐を与えたもう自分の幸福感？多幸感？

遅延で人だらけの帰りの電車で、ウイルスも充満してるであろうこの空気の中で、私の内側は泉のごとく新鮮で透明である。