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「ソングライン」セルフライナーノーツ

「ソングライン」セルフライナーノーツ

2017年秋頃に書いた曲だったと思います。

元々は、私のやっているもう一つのロックバンド、サンフジンズ用に書いた曲です。

サンフジンズの奥田民生氏に歌ってもらおうと思って書いた曲だったのですが、彼にお願いして、くるりに譲渡してもらいました。歌メロとか、歌詞のイメージとかは奥田民生節を少し感じることが出来ると思います。

歌詞とメロディーは10分くらいで一筆書きの要領で書きました。流れ行く時代、

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「忘れないように」セルフライナーノーツ

「忘れないように」セルフライナーノーツ

この曲の原型はそれこそ、1997年くらいにはあったと思われます。

殆ど忘れましたが、恐らくKYOTO MUSE HALLかどこかのライブハウスで、新曲出来ました的な感じでお披露目もしたように記憶しています。

ただ、その後全くと言っていいほど忘れ去られ、タイトルも歌詞も楽器の弾き方も忘れてしまっておりました。

時は流れ、新しいアルバムのレコーディングに向け「その線は水平線」や「春を待つ」といっ

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「だいじなこと」セルフライナーノーツ

「だいじなこと」セルフライナーノーツ

人気漫画のTVアニメ化に際して、主題歌を90秒尺で書いてくださいと依頼が来たので、原作漫画を読了してすぐに書きました。「ふたつの世界」などとは異なり、ロングサイズは作らずに90秒に全てを詰め込みました。短いのに濃厚。

注文の多い仕事、としての作曲は実は苦手ではありません。何故なら、ここでいう注文とは「具体的なアイデア」であり、クライアントの意図さえしっかり読み取れば、あとはそこに自分なりに応える

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「春を待つ」セルフ・ライナーノーツ

「春を待つ」セルフ・ライナーノーツ

ちょうど20年前、俺や佐藤、くるりオリジナルメンバーだったもっくんこと森信行はまだ大学生で、来るべき同年秋のメジャー・デビューに向けてレコーディングや曲作りに追われる毎日だった。

追われる毎日、なんて書くとなんだかしんどそうだと誤解されるかもしれないが、未来への希望あふれる21歳の若者達にとって、こんなに楽しい時間を過ごすことができる喜びが、ほかの何にも勝っていた頃の話。

音楽的文脈で話すと、

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「その線は水平線」セルフ・ライナーノーツ

「その線は水平線」セルフ・ライナーノーツ

2009年頃だったか、はたまた2010年頃だったか、くるりは俺と佐藤のデュオ編成で、プロフィール写真を見ればB'zみたいな感じだったと思う。いや、違うか。

くるりはバンドなので、パーマネントのメンバーではなかったがドラマーのBoboと、山内総一郎(フジファブリック)を加えた4人編成でライブ活動をしていた頃だ。この男子4人は仲が良く、長いくるりの歴史の中でもバンド然としたフォーメーションだったよう

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「くるりの一回転」

 時代は90年代半ば。それは日本のポップ音楽にとってとても芳醇な時代でした。「CDショップ」と呼ばれる業態が全国的に一般化し、それまでアナログ・レコードでは手に入らなかった膨大な過去の名盤カタログがCDという形で一斉に復刻され、誰にでも気軽に手に入るようになった時代でした。しかも、以前なら考えられなかったような巨大な敷地面積の売り場の中で、古今東西の名盤がずらりと並べられることになったのです。今か

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※試聴版です。オリジナル版(02:53)は購入後に視聴できます。

アルバム「図鑑(2000)」収録の楽曲「チアノーゼ」の原型となったレアトラックです。歌詞もメロディーも、サウンドも図鑑のヴァージョンと全く違うので、別の曲と言った方がいいのかも知れません。

Introduction

くるり Quruli

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※試聴版です。オリジナル版(00:48)は購入後に視聴できます。

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くるり Quruli

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エレジー

くるり Quruli

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