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一汁一菜はじめました

食事は家事の中でも分量の多い家事のように私は感じています。
家事分担の見直しをした時に、あわせて食事にまつわる家事そのものの負担を軽くすることができないかな、と考えました。

色々考えた結果、一汁一菜+1週間毎に献立をつくる事を始めてみました!

食事のイメージ

献立…
この言葉を聞いたときに頭に浮かんでくるイメージは、どんなものが写っていますか?

私が「献立」という言葉から思い浮かべるのは、学校の給食にあるような、ご飯・メインおかず・副菜・汁物のセット、つまり一汁三菜と言われる和定食のイメージです。

また別な言葉のイメージを考えてみます。
ランチ、一人ランチをイメージしてみます。
私はカフェラテにパン1個、もしくはお茶におにぎり、そんなイメージです。

同じ食事なのに、なんでこうもイメージが違うのだろう…不思議です。この違いは、私の場合ひとりの食事はお腹が満たされればいいのに対して、みんなでのご飯はなんかこう、「食事はこうあった方がいい」理想を形にしたくなる…そんな所から生まれてくるのかもしれません。

そう、私は家族に作る食事は献立イメージで、特に夜ご飯は一汁三菜を準備するタイプ「でした」。

食事の支度にまつわるあれこれ

家族の家事分担を見直したときに、合わせて一つ一つの家事の負担も考え直しました。私のメインの家事は食事を作る事なので、食事の支度にかかる負担を減らせないか、と考えました。

食事の支度と一言で表せる中には、いろんな種類の作業が入ってます。

  • 何を作るか考える

  • 材料を準備する

  • 作る

  • トラブルに備える

…大きく分けるとこんな所でしょうか。

そして、この作業の中で一番しんどいことはなんでしょうか。私にとっては、何を作るか考えること、です。ちょっと夢想…

平日の夕方。今日は朝から、子どものと持ち物が見つからなくて、イライラしながら大捜索。やっと見つかって、ベソをかく子どもを追い立てるように送り出し、私も遅刻ギリギリになりながら会社へ滑り込む。こんな日はなぜか仕事でもトラブルが重なりがちで、1日謝りの電話をして終わってしまった…明日の会議の準備があるのに…!
それでも帰って、保育園にいる子どもをお迎えして、お夕飯を作って……

私、こんな日はご飯と野菜炒めぐらいしか思いつきません。副菜なんて考えられないです…。考えるという行為に残されたエネルギーはありません。動くだけで精一杯。

…なるほど。
メインしか考えなければ、メニューを考える負担が少なくなりそう。

一汁一菜にしてみる

食事の支度の負担は、メニューを考えることなのかもしれない。そう思った私は、一汁一菜を取り入れてみたいと思いました。さっと考えるだけでもメリットがありそうです。

メリット

  • 考える時間が減る

  • 食材の種類も減る
    →買い出しの負担が減る(かも)

  • 洗い物が減る

素晴らしい。では、デメリットはないでしょうか?

デメリット

  • 栄養バランスが取れるか心配

  • 家族が食事に飽きてしまわないか心配

心配事は調べて、周りに聞いてみることにします。
まずは1点目、栄養バランスのこと。
私の結論としては、
①タンパク質、脂質、炭水化物のバランスがそこそこ整っていることと
②いろんなカテゴリの食材(肉/豆/野菜/海藻/乳製品)を摂ること
この2つが満たされれれば大体良さそう…。

そして2点目、一菜にして家族は食事に(味に)飽きないか、という話。家族に聞いてみた所、全くそんなことはない、とのこと。
なんだ。副菜がなくっちゃ!なんて思っていたのは家族で私だけだったようです。

これで、デメリットも工夫すれば解消できそうな目処が出てきました。
栄養バランスについては、一週間でなんとなくバランスが取れれば良いと思えば、先に大体の献立を立てるのが良さそうです。そうすれば肉魚豆、といったタンパク源の種類も分散され、野菜はとにかく汁物にしてしまえば量は取れそう…。何より献立に悩む時間を毎日は取らなくて良くなります。週末、心の余裕があるときに一回考えれば良くなるのも魅力的。

よし。食事の支度の負担を減らすためにやってみる対策は、
一汁一菜にする
一週間の献立をまとめて作る

に決定です!

トラブルに備える

一汁一菜にしてみることを決めたものの、やっぱり一菜では物足りないかも…と「私が」思ってしまう心配もありました。

私がメイン料理も作れない!という状態であれば、何か外で調達しようとなりますが、盛り付けて見てなんか足りない…となったときは大変です。
そこで、一汁一菜に移行してみるのと合わせて、市販の副菜を常備しておくこともやってみることにしました。
定期食材宅配をしているので、そのときに卵豆腐とかポテトサラダ、とか煮豆とか…ちょっと添えられる日持ちのするおかずを買ってみることにしました。もう一つ、パスタソースは常備しておくことにもしました(家族はパスタ好き)。

やってみた感想:素晴らしい

まずは一汁一菜にしてみた正直な感想は、とっても楽!です。

  • 残飯(廃棄)が少なくなった

  • 野菜を汁物に入れると子どもが前より野菜を食べる

  • 定期的に魚を食べるようになった

  • 平日は頭を使わなくていい

以前いろんな副菜を作っていた時は、それぞれが少しずつ残ってしまって、作り置いても悪くしてしまったりしていました。
一汁一菜にしてみて、副菜がない=作り置きがない、という状態になりました。そして、残り物もあまり出なくなりました。残り物が少なくなったのは、主菜しかないので、家族もそれを食べないとお腹が満たされないという要因もありそうです。

また、野菜も残り野菜を汁物に詰め込めば、余らせる事がほぼ無くなりました。でも、スープの具を子どもが残すこともあります。こんな時でも、廃棄の問題は残るものの、「食物繊維が摂れないだけで、ビタミンは摂れてるはず」と、栄養的なことは心理的な負担が軽くなりました。

そして何より、魚を食べる機会が増えました。
どうしても肉類だけだと脂質が多くなりがちなので、嬉しい変化です。

元々解決したかった「何を作るか考えるのが負担」ということについては、平日はほぼ頭を使わなくていいのは、想像以上に楽になりました。それでも家族の体調や食欲に合わせて、献立をアレンジ(量の調節、調理法の調節)することはあります。でも、材料など一から考えなくていいので、体を動かせばご飯ができるようになりました。

一汁一菜生活に役立ったもの

一汁一菜に移行して、私が困った事としては、主菜の量を増やさなければならなかった事。当然のことではあるのですが、これまで副菜として準備してた分を主菜の量に足し込まなくては、お腹が満たされません。
これに気が付かず、しばらくは物足りない量になってしまってました。こんな時役立ったのが、副菜の買い置き、フルーツ、干し芋などのセミドライ食品、冷凍食材です。いずれも何か足りない!となった、その時にさっと量を追加できるものです。
冷凍食材については、市販のものも準備してありますし、自分で食材を切って冷凍しておく「下ごしらえ」状態のものも活用しました。調理していない分、いろんな食事に使えて本当に便利でした。

まとめ

「一汁一菜+一週間の献立を立てる」ことを始めて見て、勤務のある日に食事に頭を使わない!という状態にする事ができました。
本当に楽です。(ちなみに在宅勤務などがあると昼ごはんは大体買ってしまうか前日の残りになりました。昼ごはんでさえも、平日は食事に頭は使えない…)

今まで一汁三菜を準備してたのが、もう遠い過去で想像ができません。
自分が今やっていることも、改めて振り返ると「頑張ってるな」「もっと楽にできるかも」という事があるかもしれないなぁ、と気がつく事が出来ました。

何か辛いな、しんどいな、という時は、今当たり前と思っていることを書き出して、「それって本当に当たり前?必要?」と自分に聞いてあげたい、そんなふうに思いました。

思いの外長くなってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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