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ラップのコツ【フロウ編】

NOIZEです。
友達にラップをさせて遊んでます。
これは身内用のメモですが、ラップ上手くなりたい初心者の方は読んでも面白いかもしれないです。
今回はフロウ編。

1.とにかく真似をする

フロウはまずお手本となるラッパーをピックしてモノマネをしよう。
オリジナルなフロウを身に着けたいのは分かるけどまずは先人にならえです。
野球でもなんでもいきなりオリジナルの投球フォームで投げたいなんて言い出すヤツが上手くなるわけがない。

拍の跨ぎ方がどうのとか、専門用語で説明されてもあんまりしっくりこないから身体で覚えようという事でもある。
そしてまず完全にパクろうとしても初心者のうちは全然同じようになんてならないから安心してほしい。意外とパクりきれずにオリジナルなフロウになったりするとかもあると思います。

あとラップ歌唱をするための喉ってか筋力みたいなものがそもそも備わってない場合もかなり多いと思う。普通にカラオケ行ってラップ曲歌いまくろう。僕は最初KREVAを参考にしてました。

2.色んなリズムの組み合わせ

なんとなく誰々っぽいフロウみたいなのが出来るようになったらもっとラップを分解して理解していこう。
僕はラップはドラムソロみたいなものだと思ってます。

複雑なリズムの組み合わせで構築していくと自ずと"上手い"ラップに近づいていく。
簡単に言うと早口な部分とゆっくりな部分を作ってこうぜって話。
でもこれはバースが16小節あって4小節ずつ早口とゆっくりのフロウを交互に当て込もうって話ではない。大枠でそういうのもあるけど。
もっと細かい単位で早口とゆっくり、さらに休符を操っていくイメージ。例えば1小節の間でどれだけ複雑な組み合わせを作る事が出来るか。

BPMが早い曲と遅い曲があるけども、早い曲は同じ1小節でも時間が短いから自ずと当て込める言葉数は減ってくる。だから早めのBPMのビートを選ぶとそもそものリズムの選択肢が減ってくるから、単調なラップでも下手な人と上手い人との距離が少し縮まる。逆に遅いBPMは隙間がいっぱいあるから選択肢は多くなるし、自分でイケてるリズムを作り出すゲームな気もするから玄人向けなのかもしれない。

僕はAKLOとかそういう部分も上手いなぁと当時思ってました。
言葉のハメ方に注意しながら聞くとその複雑さに気付かされると思います。
だからカラオケで歌うの難しかったのか〜ってなる。
複雑でテクニカルなリズムのラップが必ずしも良いって訳じゃないけどね。
でもよく言う”上手い”ラップにはこの部分は外せない気がする。

3.宇宙語フロウの追求

これはもう色んな人が言ってるから俺から説明するまでもないだろう。
歌詞を書き始める前に何語でもない言語で自分が気持ち良いようにビートに乗ってみようぜって感じ。

とりあえず宇宙語フロウについても語ってる最近のフェイバリットな動画を貼っておきます。
フリースタイルではなく音源だと良い感じに宇宙語フロウが決まってもいざリリックを書き始めたら忘れちゃうから仮録音するのが良いですね。
完成したフロウに言葉を当てはめてく事によって変わったイントネーションやアクセントもついてくるから便利。

ラップをする上でリリック先行型フロウ先行型の2タイプがいると思ってるけど断然フロウ先行で考えてった方がイケてるバースが仕上がると思う。
逆にリリック先行でかっこ良く仕上げてれる人はすでにラップの筋力が十分ある人だと考えられる。あとはポエトリーリーディングみたいなスタイルが好きなのか。
宇宙語フロウ自体はやっぱり聴いてきた音楽に影響受ける形になるから、色んな曲を聴いてる方がやっぱり有利かもしれないよね。

4.まとめ

色々書いたけど最近はこういうテクニカルな感じよりは単調に同じリズム繰り返したりする方が多いと思うからそんな参考にはならないのかもしれないな。

あとラップって実際はこんなロジカルに組み立てていくものってよりかは感覚スポーツだと思うから、その感覚の磨き方の言語化ってイメージで覚えといた方が良い気もする。僕も毎回こんな事考えてラップ書いてないし。

これ以降のより深い技術の話ってのも俺はあってないようなものだとも思う。
沢山書いてくうちに勝手に脳みそが研究していって降りてくるっていうか。
まぁ人によるか。

みんな感覚をどんどん研ぎ澄まして良いラップ作ろうぜ。
ありがとうございました。

NOIZE

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