杉浦非水展にいってきました
イラストも好きだけど、デザインも大好きな私。
とりわけ、広告デザインや本のデザインなどがとても大好きです。
今日は、明治〜昭和に活躍した杉浦非水の展覧会へ行ってきました。
有名なところだと、三越が呉服店から近代的な百貨店へ移行した時期にポスターや広告などのデザインでしょうか。
今回の展覧会では、ポスターや本のデザインのほか、スケッチや年賀状なども展示してありました。
装丁した本の展示は、単なる平置きではなく、立てて展示してありました。そのおかげで、背表紙や裏表紙まで確認することができました。
他にも、見返し部分が見られるように展示してくれている本もあって、心の中で拍手喝采ブラボーしていました。
そんな中、わたしが一番胸アツ激アツだった展示は「非水百花譜」という図案集の、大正版と昭和版が比較展示されていたところです。
これは版画で刷られたものなのですが、大正版を制作したのち、関東大震災でその版木が失われてしまったのです。
なので、再版が決定した昭和版では、現存していた原画を元に新たに版木をつくりなおしたそうです。
同じ図案でも大正版、昭和版の違いによって、色合いが全然違うんですよ!
昭和版の方が、より繊細な色彩とグラデーションになっていて、豊かな色彩で表現できるようになっていたんです。
それに気づいた時、一人で大興奮しながら、両方の絵の間をウロウロしてしまいました(笑)
大満足で会場を出ると、なんと2時間も経っていました。
楽しい時間はあっという間です。
最後にショップで画集を買って帰りました。
展覧会の図版よりも、パイインターナショナルの方を買っちゃいました。
なぜなら展覧会の図版は重たくて開きにくかったから( ̄▽ ̄;)
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