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くまった!気胸闘病記 第2章 初めての入院生活

皆さんこんにちは。退院から1週間たって、入院生活を忘れかけてきているくまったくまです。あいまいな部分は多少フィクション的になってしまうかもしれませんが、ご容赦くださいね。

前回のあらすじ

至って普通の大学生、くまったくま。起きたら、胸に激痛。初めて近所の大病院に。レントゲンには半分に縮まった左肺ちゃんが。なんか、いきなり、処置をされるらしいよ。


初めてのメス

処置台にあおむけに寝ころび、前開きの入院着のようなものに着替えさせられる。そして、点滴と血中酸素濃度を測る機械を指につけられさっそく準備OKだそう。

結構準備の時間が長かったので、なんとなく心の準備は整ってきた。

「大きい病気とか、初めて?怖いよね。」

なんて、看護師さんと話しているうちに何となく安心。

そして、いよいよ僕の体にメスが入るときが!

処置自体は(処置と手術の違いがよくわからない)20分らしい。

顔は隠され、自分がどうなっているかわからない状態に。

まずは、局所麻酔の注射をされる。一発目、二発目はそれなりに痛いが、だんだん痛くなってくる。何となく、頭がほわっとしたのはまあまあ頭に近いからか。針で、ぶすぶす刺されている感覚だけを左胸に感じる。

「大丈夫?気分悪くなったりしてない?」

なんて、しきりに聞かれるもんだから気分が悪くならないか逆に心配になってくるが、それほど異変はない。

麻酔が終わった後、麻酔をされたところをお医者さんに押されている感覚がする。多分、最初の方は麻酔を効かせるか、なんかでほんとに押してたのかもしれないが、

「やけに、このお医者さん押してくるな。」

なんて思っているうちに、

「あれ?これ、もうメスで切られて体の中をいろいろされてね?」

なんて思いが頭をよぎるが、何も考えないことに。

案外、痛みががっつりあるわけでもなく、あるのは恐怖感だけ。

ガンガン左胸を押される感じがなんとも怖い。

そして、終盤に差し掛かった時、かなりの痛みが。

思わず、うめき声を出してしまうほどの痛みで、なんともつらい。

どうやら、肺へとチューブを入れる段階のようで、何回かに分けて入れられるが、だんだん痛みは強くなってくる。

「もうやめてくれ!!」

って心で叫んだところでやっと処置は終了。

(実際は、「いつ終わりますか?あとどれぐらいですか?」なんて聞いてた。だけど、あとちょっとって言われたのが中盤ぐらいだから、医者のいう事は、なんとも信用ならない。)

レントゲンを撮る

処置が終わった後、レントゲンを撮ることに。(レントゲンを”撮る”であっているかは疑問。)

「歩いてレントゲン室に向かってもらっても、車いすで行ってもらってもどっちでも」

なんて言われるが、なんとも疲労感が半端なく、とてもじゃないが歩いて行けないなと思った。

それに、ドレーンと呼ばれるチューブも胸から出ている。なんとも不快で、痛みもあった。退院2日前までこのドレーンとは付き合っていくことになるのだが、最後まで慣れることはなかった。

車椅子で、レントゲン室まで連れていかれ、レントゲンを撮る。

立たないとレントゲンを撮れないようで、頑張って立つ。

その後(1時間近く待たされたと思うが。何かと根に持っている。)尿検査などあり、病室へと連れてかれる。この時には、アドレナリンだかが切れたのか、痛みやら、疲労感が半端なくなる。

一応、肺の病気だという事で、コロナウイルスの関係もあり、個室に連れていかれることに。個室はやっぱり快適でした。

あと、コロナ関係でいえば面会が一切できないので、親と会うのがこの日からしばらくできないことになった。

次に会ったのが2週間後の転院の時だからそれまでの間、1人で生活することになる。さみしい。と同時に気楽さもある。

病室に落ち着く

病室についたら、トイレに行きたくなった。点滴もしているし、なんとなく部屋に収まった安心感もあっただろうか。

看護師さんの付き添いのもとトイレに行く。もちろん、トイレの中にまでついてくるというわけではない。

胸からのびるドレーンが痛いが我慢できないほどではない。

なんとかいける。だが、そんなに頻繁にはいけないなとも思った。

尿器も一応用意してもらったが、この病院で使うことはなかった。

病室での暮らしが始まる

こうして、病室での入院生活が始まったのだが、如何せん初日の夜は、痛みや熱(痛みによるもの?)があったので、ほぼベットに張り付き状態。

この日は朝から結局何も食べていなかったが、おなかもすかず結局何も食べずに就寝。

痛み止めの点滴と、錠剤を飲んでやっと、少し寝れた。

安心して寝れるというのは、個室のいいところだったから、この点ラッキーだったかもしれない。

こうして、入院初日は息をつく暇もなく過ぎた。


入院後は、大学の課題等で忙しく、なかなか執筆ペースが上がりませんが、簡潔はさせたいと思うのでぜひ楽しみにお待ちください。

また、入院中盤は特に何もなかったので書くことも少ないと思います。

次回、あなたの訪問をお待ちしております。

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うまい棒代にさせていただきます。