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利休百首その17 薄茶入蒔絵彫もの文字あらば

今、「利休百首」を読み返していてます。
読んだ感想や、歌にまつわるエピソードをこのnoteに残していますので、よかったらお付き合いください。

※「利休百首」は茶の湯の作法や礼儀を100の和歌の形式でまとめたもので、茶の湯の実践者だけでなく、茶の湯の初心者も親しめるように作られたものです。


薄茶入蒔絵彫もの文字あらば
順逆覚え扱ふと知れ

利休百首

絵や文字のある薄茶器には正面があるので注意すること。

蓋と本体の絵柄が実はつながっているということは、意識しないとわからないかもしれません。私もお茶を習いたてのときはそんなこと考えもしなかった気がします。

先日、サントリー美術館に行った日、観賞後にミュージアムショップに寄りました。そこには懐紙や茶箱セットなどの茶道具も置いてありました。その中でふと目に止まったのが、和物のシール。
こんな素敵なものが手に入るのか、と感動しました。

葛飾北斎の版画を思わせる波や桜の花びら、可愛らしい柄の手毬など、「和」を感じるモチーフのラインナップに心がときめき、いくつかお買い上げ。我が家にはネットで安く買った真っ黒の棗(※真塗りではなく、おそらくプラスティック)があるので、そこに貼るか、外国の方とお会いする機会があるときのプレゼントにしようと思っています。ふたつにカットして、胴と蓋にかかるように貼れば、この歌の練習になるかも……?

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