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利休百首

この春、少しずつ「利休百首」を読み進めている。

利休百首は、扇子の扇面にびっしり綴られている、あれ。

裏千家十三代家元圓能斎の三男の茶人、井口海仙の解説と英語の翻訳がまとめられた本が淡交社から発行されていて、1日に1、2歌のペースで少しずつ読んでいる。

茶の湯の作法や心得が575のリズムでまとめられていて、改めてしっかり読み直してみると、なるほどと思える教えが集約されている。

恥ずかしながら、今まで身近なはずの扇子の文字を追ったことは、ほとんどなかった。

こちらもあまり意識してこなかったのだけど、私が所属する協会の地方支部での研究会では、必ず利休百首から選ばれた歌が掲げられていて、それを唱歌するのが毎度の慣例だ。

時々、とても細かいと感じる教えもあるのだけど、歴代の茶人に受け継がれているものは学ぶに値するはず。


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