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京都国立博物館 茶の湯展

こんばんは。
先週末の茶の湯を巡る旅の続きです。

大阪でのお茶会に参加した後、その足でお茶の先生と、京都へ。
京都国立博物館の特別展「京に生きる文化 茶の湯展」に行ってきました。

たまたま茶会の点心席でお相席になった方が京都の地理に明るく、博物館への行き方を教えてくださいました。
そのルートはインターネットの乗換え検索ではヒットしないものでした。

なかなか得られない情報を得られたから…
というわけではないですが、人と直接会って話をすることは、この時代だからこそとても貴重だと思いました。

大阪を発つ頃には17時近く、夕方の電車はかなり混雑していました。
スニーカーにリュックというラフな格好が好きな私には、着物につるつるの草履、不安定でコロコロ動きやすいスーツケースを支えるだけで非常に疲れました。
私って、忍耐力がないなぁ。人の真価って、こういう「辛い時」に表れるのかもしれません。最近の寒さも然り…。

さて、博物館の最寄り駅に着いたのは18時近く、あたりはもう真っ暗。

茶の湯!


しかし金曜日と土曜日は夜20時まで開館しているということで、館内はむしろ空いているのではないかと予想をしていたのですが、なにせ京都はまだ秋=超繁忙期、加えて茶の湯の特別展最終日前夜ということもあり、お客さんがたくさんいました。

この特別展は、結論から申しまして、茶の湯を学ぶのにとてもよくできていると思いました。

ムキ栗のお茶碗、珠光手書きの書。利休の絵。喜左衛門の茶碗など、名宝が時代に沿って並びます。

私の場合、ほとんどの作品とは「初対面」でしたが、一緒に鑑賞したお茶の先生は、多くの作品とは数回目の「再会」を果たしたそうです。

私は普段、まずは作品を見て、作品のタイトルや時代、作者なんかを予測した後、じっくり解説を読み解きながら見て回るので、ひと回りするのに非常に時間がかかり、見終わった後にはぐったり疲れ、頭がくらくらしています。

でも先生は頭の中にすでに茶の湯の歴史や時代背景のストックがしっかりあるようで、作品そのものの鑑賞を楽しんでいる様子でした。

先生からは「あんた帰ったら作品リストを一から全部調べるくらいはしなさいね」、と宿題をもらってしまいました…

明治古都館

夜の京都博物館。

京都駅方面の夜景


夜景。
京都タワーが移っていますが、見えますか?

京都博物館の向かいには三十三間堂もありますが、夜のこの界隈はとにかく暗いのが印象的でした。

お宿に着いたのは21時過ぎ。先生とサウナで汗をかき、翌朝に備えます。

続く

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