『茶の本』で人生のもろさを知る
私ではない誰かになりたい…と時々、無性に自分の存在を消したくなるのだが、そんな風に思うのは私だけだろうか。
誰かに憑依したい
先週の、ある日の昼休みのできごとだ。
お昼休みが終わったら、これから大事なプレゼンがある。私という人間はあまりにも頼りなく、もう、失敗しか想像できない。そんな時に私が何をするかというと、私という個性を完全に消す。その代わりに妄想力を働かせ、自分ではない誰かに憑依する。その憑依の対象は、私人が知っている個別具体的な人の場合が多い。でも、本などの架空の