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Answer to Remember 2ndアルバム「Answer to RememberⅡ」

 Answer to Rememberが約4年半ぶりにリリースした2ndアルバム「Answer to RememberⅡ」を聴いてみた。

 1stアルバム「Answer to Remember」は全体のイメージとして白黒の雰囲気の中でクールでありながらも、どこか汗くささがある作品だな(なんかロイ・ハーグローヴみたい!的な)と感じていたけど、今回の2ndアルバムは全く違った。

 とても色彩が鮮やかで、めちゃくちゃやんちゃで、ものすごくロマンチックだった。

 「NEW POWER(feat.ermhoi&井上銘)」は特に沢山の顔を持った曲だった。ミステリアス雰囲気から徐々に壮大になっていき、後半では民族的な力強いドラムと、ジャジーなギターサウンドの中で靡くようなermhoiの歌声がとっても心地良かった。


 そして連続する「Christmas Song Ⅱ(featHimi&若い井優也)」はとてもテンポ感のある曲でありながらも、優しく滑らかで個人的にはオルタナティブ要素が1番ある曲だと思う。


 そして「KIMOCHIS(feat.Jua」だ。
前回のアルバムに収録されている「410(feat. Jua & ATRBand)」に感じた抜群の相性の良さを今作でしっかりと再確認するかの様な曲だった。

 ジャズとヒップホップの融合のこの感動はコモンよりも、ロバード・グラスパーよりもあると僕は思った。


 間違いない。Juaとアンタらの相性は抜群だ。

 そして僕が個人的に1番印象に残ったのは「SEYA(feat.馬場智章、海堀弘太&MELRAW)」だ。先ほど述べたようなオルタナティブ感を携えながらも、ジャジーな即興を途切らせる事なく地続きに響かせながらロマンチックなギターサウンドを響かせる。


 美しすぎる。

 この曲でこのアルバムがどうしてギターサウンドにこだわったか理由が分かったような気がした。


 こんな感じにヒップホップからも、オルタナティブからも、ジャズからも今作は全体的に楽しめながらも、確実に一枚のアルバムとしてのストーリ性をしっかりと帯びている作品であった。

 そして、前回の1stアルバムからの4年間半で確実に飛躍している作品である。


 マジでどのジャンルからも入り口となる作品だと思う。


 なんて幸なアルバムだ、、、







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