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端っから感じない親切心って、親切にする気なしでいいですよね!

ある手術をきっかけに障碍者手帳1級を持つようになった。幸いなことにその後は健康で見た目もどこに障害があるかわからない。実際、一旦は「治った」状態なので普通の身体と同じようなものだ。ただし、次の手術がいつになるかわからないままもう十何年となっている。
初めの術後、先生から手帳の申請用紙を頂き、分からないまま申請し、手帳をもらうことになった。あまり手帳の意味を分かってのことでなかった。
暫く、手帳もただ持っているだけの状態だった。

手帳を持っていると色々と割引などがあることは知ってはいたが、手続きがあると思い込んでいて(実際あるものもある)当初はあまり利用しなかった。だが自分は映画好きなので、映画の割引は見せるだけで半額ほどになり、使いやすかったこともあり、映画から使い始めた。
その後調べてドンドン活用すべきという考え方に代わり交通手段にも使い始めたのだがここから色々と疑問符が頭に浮かび始めるのだ。

やはり、使いたいときは高額な使用料金となるときだ。そりゃそうでしょ。
だから、長距離移動の飛行機や電車で、と。

ところが、
手帳を使っていて手帳を使わせる気がないと感じる機関は
・飛行機
・電車
なのだ。

一応、割引のルールは用意している、姿勢は見せている。
だが、簡単にはさせない、雰囲気を感じる。
そりゃ、彼らの場合料金が高いからね~。
それに、障害の程度も色々あるしね~。
HP記載もある。ただし、ダンジョンのよう。
駅で訊ねても駅員によっては禅問答のよう。w

その点、最近の映画館は親切。(値段が違う)
場合によっては、ネットでも買いやすい、チェックも簡易。善意のもとで行われている。(値段が違う)

ところが、飛行機や電車の対応は異なる。(値段が違う)
性悪説だね。
やっぱ、手帳を持っていても悪い奴がいたのかな。
あるいは、悪用する奴がいるのかな。
彼ら(駅員等)も大変だ。
とはいえ、インクルーシブな社会を目指すならば悪用した奴を厳しく罰する方向でみるべきで、入口を厳しくするべきでないと思う。
使いやすくしてよ。
そしたら移動範囲も増えるヤン。

あっ、移動範囲を増やしたくない・・・。
そ、そんな・・・。



普通の身体なので手帳をもらっても使うことに当初は戸惑いもあった。同時に手帳を使うことでの金銭的なメリットも知っていた。手帳のことを知っている人は、金銭的メリットのことで手帳を便利のいい割引切符みたいに言う人がいるが、手帳を持っているということはそれだけ病院にも通っているし、薬も飲んでいたりするし、時々のメリット以上の普段の金遣いの方でデメリットが多い生活が多いことを忘れていらっしゃる。
ボクも健康体とはいえ、定期的な通院と薬と健康リスクと、健康な方と同じように税金を払いながら、手術後のケアでのお金の支出はあるのだ。

だからこそ、ある時期から意図的に障碍者手帳を、むしろ施設側に利用される側の啓蒙になればと思い利用し始めたのだ。利用者が増えると、施設、係員は対応に慣れるだろうし、問題点も分かるだろうと思ったから。

ある時期から別に自分の行動とは関係はないと思うが、映画等チケット購入時の証明が必要なくなり、入場の際に提示すればいいだけになったり、全く要求されない映画館もでてきたりしてきた。以前は、障碍者は必ず窓口で買わなければならず、その際に提示しなければならなかったし、ネット購入もできなかった。

高速道路のETCも今はカード会社に手続きをすれば、専用のカードを発行してくれる。

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