文字と生きている
面白そうなハッシュタグがあったので
私も何か書いてみたいなあ、と思います。
高校生になったばかりの私が国語、もとい文字に初めて触れたのは未就学児の時でした。
周りの子より少し色んなことが苦手な姉が、家で母とひらがなの練習をしているのをじーっと見て、たまに隣で歪な字を書いてみたりもしていました。
小さい子の記憶力ってすごいですよね。
今はこんなに勉強に苦労しているのに、姉を隣で見ているだけでひらがなとカタカナはコンプリートしてしまいました。
「な」や「は」は反転してしまうことが多かったけれど、それでも文字が書けるようになったこと、少しの文章が書けるようになったことが本当に嬉しかったです。
カレンダーの裏に鉛筆で書いた手紙を今は亡き祖母にたくさん渡したり、母と交換日記をしたりしていましたね。
そこから漢字に手を出すのは自然なことでした。
母に「これなんて読むの?」と見る漢字全てを指差して聞いて、気づいたらその辺のチラシをじっと読むような幼稚園児になっていたそうです。
意味はあんまり分からないし、もちろん書く練習もしてないので、手紙は上達しませんでしたが…(笑)
(ここでガッツリやってたら国語がもっと好きになってたかな?嫌いになってたかな?)
そんなこんなで興味を遺憾なく発揮していた幼稚園の時、姉への憧れで習字教室に通い始めました。
幼稚園生の課題はすでに書けていたひらがなだったので苦労はしませんでしたね。緩い教室だったので、先生とお喋りしてお菓子を食べに行っているようなものでした。
小学生時代はよく本を読みました。
1人で図書館に行くことが解禁されたので(笑)
かいけつゾロリ、IQ探偵シリーズ、ひみつシリーズ、文庫本にもどんどん手を出して行きました。
中学生になって、部活や勉強の時間が増えるにつれて読書の時間はどんどん遠下げてしまったけど、もっと本を読みたいと今は色々読み漁っています。
国語自体を好きになったのも中学生でした。
それまでは正直授業をあまり聞いてなかったので、嫌いではなかったけれど特別興味もなかったです。
中2で「走れメロス」を習ったのですが、それが本当に面白くて。もっと知りたい、もっと考えたい、なにこれ楽しい!!と夢中でした。
授業後先生のところへ行って意見交換をしたり、
班での話し合いの場で引かれるほどたくさん語ったり。授業中ずっとにやにやが止まりませんでした。
もともと教職に憧れていたのもあり、こんなに面白い作品を授業に出来る先生になりたいなと思うようになりました。
お忙しい中で生徒一人一人としっかり向き合ってくれた素敵な人で、今もこれからもずっとその先生は私の目標となる人物だと思っています。
長くなりましたが、そして今に至ります。
1人の高校生の意見にはなりますが、国語の魅力はすべてが美しいところにあるのかなと思っています。
1文字1文字に歴史があり、意味がある。
それが連なって単語になる、文章になる。
そして1つの物語になります。
(なんだか人生みたい。)
そのすべてが言葉を失うほどに、思わず笑顔になってしまうほどに美しいんです。
今学校で習っていないところもたくさんあります。
高校だけできっちり3年間分あり、大学で勉強するならあと7年。
(留年しなければいいなあ……。)
本当にまだまだ分からない事だらけですが、
1度きりの人生の中でもっと知りたい。
いつか死ぬ前にもっと楽しみたい。
そんな気持ちで勉強を楽しんでいます。
あわよくば、いつか1人にでも「面白い」と思ってもらえる国語の授業がしたいな、と思っています。
私はずーっとずっと、国語が大好きです!!
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