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なんでそぉ〜なるの‼️【齢83のばぁちゃん母と還暦間近娘のドタバタ生活】

それは凄まじい速さで幕を開けた。

以前住んでいた所から実家に急遽引っ越す事となった。
引っ越すと決めてから1ヶ月弱での変化。

2024年の幕開けから時を持せずして、母の体調の変化と私の住環境の限界がほぼ同時期に重なった事が決定打となった。

今までも時折実家には帰省はしていたが、同居は30年振りとなる。
まさか自分が実家に帰るなどという事は夢にも思っていなかった。
そんな自分に容赦なく迫る身の危険を考えた時、ふと浮かんだ名案が『実家に身を寄せる』ということであった。当初はそれくらいの感覚で、『健康体』になったら直ぐに違う地へと引っ越すつもりで実家に身を寄せる事にした。

ところが蓋を開けて見てびっくりとはこの事よ。

帰る少し前から「あれ?」と思う事は確かにあった。

だが蓋を開けて見るまで分からないのが現実。

久々に会った齢82の母と還暦間近の娘

なんと
『母痴呆傾向の兆しあり』状態。
その日を境にあれよあれよと私の体力は奪われていった。

最初は話が通じない問題。
今さっき話していた事も「?」となり
もう一度最初から話して説明すると
「あんれまぁ〜、そうなのぉ」
と、鮮度ピチピチの話へと変貌する

次はお家の中での迷子さん問題。
6年ほど前から全く目が見えなくなった母
それでも30年以上住む我が家で、スルスルとあちらこちらへ移動していたのが
「今私どこにいるぅ〜?」
と、私に聞く始末
私は母の声のする方へと探しに行く所から始めないと行けない訳で、どっちが迷子か分からなくなってくる

そして極めつけ『ウ○コ事件』問題。
私が誘導するままトイレまで這いながら到着し
無事用を足しスッキリした顔で出てくる母

(ん?)

私の嗅覚が反応する
「ちょ〜っと待って!!ストップ!!ストップ!!」

ビクッとして母も固まる

注意深く嗅覚のアンテナの示す通りに身辺調査をするや否や、目に飛び込んできたのは
《スリッパの中で足に踏まれたウ○コ》
しかも
昨日届いたばかりのお揃いで買ったユニクロのスリッパで
「私のスリッパ〜の方!!」
「動いたらあかん、動いたらあかんでぇ〜」と言いながら淡々と片付ける私
でも頭はフル稼働
『如何にして無駄なく迅速に片付けるか』
これのみ
ウ○コを洗ったりするのは、今は亡き父の介護の時習得済みだからお手のもの
ただそれが床とかに付いていたら床掃除を始めなくてはいかなくなる訳で。
そんな体力は残っていない私は、それが回避出来ただけで助かった。
その直後こっそりAmazonで紙オムツを買う娘。

そんなこんなで
【齢83ばぁちゃん母と還暦間近娘のドタバタ生活】
が始まったのでした。

ここいらでちょっと小洒落た写真でも挟んでおかないと、お口直しになりますように

最後までお付き合い下さりありがとうございました。
このシリーズは不定期で連載予定ですので、宜しかったらまた遊びに来ていただけると嬉しいです。


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