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プロフィール

この四年という間、何も書けずにいた。

幼い頃の思いがけない記憶が蘇り、フラッシュバックに襲われ続け苦しんでいた。

それがちょうど一年前、ひぃじいちゃんに「腹は括れたか?」と問われ、「腹を括ったら、今までのような酷い人間達に会わなくなる」と、まるで馬の鼻先に人参をぶら下げるような美味しい話に、私は二つ返事で請け負ってしまった。

何の腹を括るのかというと、母方の曽祖父、つまりひぃじいちゃんがしていた霊能を使って人々のお役に立つ仕事をすると覚悟出来ますかということなのだ。

避け続けてきた道だった。

丁度《オーラの泉》という番組を好きで見ていたが、途中から雲行きが怪しくなってきて見るのを辞めた。
霊能者という人とも何人か会ったが、罵声を浴びせられたり、怒られたりとろくな思いをした事がなかった。その頃から、霊視出来る方から「あなた霊能の力があるよ」とずっと言われ続けていたが、同じ土俵に乗りたくない一心で拒み続けた。

四年前の一番苦しかった頃から、母方のばぁちゃんや生後40日で天国へ旅立ったすぐ下の妹、そして39歳で天国へ旅立った母の妹であるおばちゃん達と普通に会話ができるようになっていた私にとって、昨年の正月過ぎに突如として現れたひぃじいちゃんの存在は特別なものであった。母曰く今でいう〖イケメン〗であったらしいひぃじいちゃん。
ひぃじいちゃんが現れてからというもの、母が通訳しろとうるさく、電話越しに毎日通訳していたのだが、私自身いまいち信憑性に欠けるところがあって、どこか半信半疑であった。

初めは
「大祓の祝詞をあげろ」
「結界の張り方とは〜」
と、次から次へと教えてもらうのだが、唯一つの証しとして母でも忘れてしまっている熊本弁を私が言えてしまう事が確信へと変えた。

そうこうして半年程経った頃であった
「腹は括れたか?」
いつも通り優しい語り口だが内容がずっしりと重い。
「でもさぁ〜」
のらりくらりと断る私に
「腹括ったら、今までみたいに会う人会う人嫌な思いをする事は無くなると」

夢のような話であった

そしてそれは現実となった
物の見事に不快な出来事は無くなり、反して【素敵な方】との出会いが次から次へと続くようになった

そしてそれと共にフラッシュバックが消えていったのだった

そして
「ここからは流れが早くなるばい」と言われた

確かにこの一年で私の環境はガラリと様変わりした

住む場所や環境は勿論の事、関わる全ての人々。
時としてあまりの変化に体も心も追いつかない程に変わっていったが、新たに出会った素敵な方々のお陰で今こうしてまた文章を綴る意欲が出てきたのも、紛れもない事実である。

今の私の願いは
『健康体になること』
長きに渡る不衛生で劣悪不条理な住環境から逃れられ、充分に摂ることが可能になった睡眠とバランスのとれた食事、いつでも入れるお風呂、美味しい水と空気、毎週癒される1時間半のLIVE配信と全てに満たされながら日々を過ごしている。
ひとつひとつに感謝しながらの毎日が有難くて仕方がない。

今回が3回目という《創作大賞》
いつも受賞者の発表で知るコンテストだったが、今回は締め切り前に知る事が出来た。
これも何かの縁と思い、昨夜からあれやこれやと思案している。
それだけで心が躍る。
今自分のできる範囲で楽しく参加してみようと思う。

#創作大賞

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