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私が5言語話せるようになった経緯・経験・勉強法

こんにちは、マルチリンガルSotaです。 今日のトピックは、私の外国語学習経験になります。なんだか、おおげさな様に聞こえますが、学習体験記になります。 元々は、以下の動画の原稿に該当するものを再編したものですが、これから外国語学習や新しいことを学びたいと思っている人の参考になればよいと思い、書きました。

https://youtu.be/EPjmkvWsrxs

まず、日本語、英語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語のそれぞれの言語で私の基本情報についてお話しします。 その後、私の言語習得方法がどのように変化してきたかを少し理論っぽく話したいと思います。リンクの貼ってある上の動画では、 10分で5ヶ国語の音を楽しみながら、聞くことが出来るので、良かったら見ていってください。

私の第一言語は日本語です。 日本語の単語をいくつか知っていますか。まあ、この文章読んでいるひとなら当然知っていると思いますが、海外の方の感覚からすれば 「こんにちわ」や「ありがとう」などの日本語を聞いたことがある、という人が多いかと思います。私から見れば、日本語はネイティブスピーカーでも最も難しい言語の 1 つです。

私は日本で生まれ、20年以上日本に住んでいるので、日本語を母国語としていることに何のふしぎさも感じません。 しかし、振り返ってみると、乗り越えなければならないことがたくさんありました。 たとえば、漢字は小さい頃最も難しい部分の 1 つでした。 日本の小学校では、生徒は6年間で約1000以上の漢字を学ばなければなりません。(詳しくはわかりませんが) また、多くの場合、各漢字には複数の意味があるため、漢字の学習プロセスは、新しい言語で 2000 語を覚えるようなものに近いと思います。練習している内に 少しずつ漢字の構造に慣れてきて、新しい文字を覚えることは私の特技になりましたが、漢字に苦労している人がいることも同時に理解しています。(元の動画自体が、海外向けなので、内容には、ご容赦を)

第二言語は英語です。 私は5歳の時に英語を学び始めました。 オーストラリア人の男性教師による英語のレッスンを受けたのが最初でした。 私が英語を学び始めた理由の一つは、ヨーロッパのサッカーにとても興味があったからです。 私にとって、ヨーロッパは日本から遠く離れていて、当時、外国語というと、英語のイメージしかなかったので、英語を学べばそこに住む人々とコミュニケーションが取れると思っていました。

何年もの間、あまり真面目に勉強しなかったので、私の英語力はほんの少ししか上達しませんでした。 文法を学んだり、ネイティブスピーカーと話しに行くなど、英語のいわゆる「勉強っぽいところ」が好きじゃなかったんですね。 それから、英語で間違いを犯すというプレッシャーを感じていました。

しかし、英語をもっと勉強することになる機会がありました。 それは、私の高校でした。 私は国際教育っぽいプログラムのある学校に入学し、3 年間英語を使いながら、さまざまな事柄に関して多くの授業を受けました。 たとえば、世界の文化を学んだり、ディベートの授業に参加したり、アメリカやカナダなどの英語圏の人々と話す機会もありました。 これらは、自分の英語を試す貴重な時間であり、英語力の向上に非常に役立ったと思います。

ただ、正直なところ、2 つの理由から、授業は私にとって少し大変でした。 一つは、日常生活で英語を使うことに慣れていなかったことです。 私が言ったように、私は人生のほとんどを日本で過ごします。 英語を使うことを自分自身に強制しなかったり、環境が私に強制したりしなければ、新しい英語の語彙に出会う機会はありませんでした。もう 1 つは、私のクラスには男子生徒がとても少なかったことです。 日本の高校では、クラスでまとまって同じ講義を受けるのが普通なので、ほぼすべてのクラスで文字通り一緒に勉強しました。 男女の違いは大きくないという方もいらっしゃるかもしれませんが、私の立場に、もしいれば、違いがあることを認めざるを得ないでしょう。 制服があったからです.クラスのほとんどの生徒はスカート付きの制服を選びましたが、私と何人かの生徒はズボン付きの制服を選びました. 性別や性別に関係なく、私たちは一人一人それぞれ違うことを知っていますが、あの中で生活するのは、なかなか興味深い体験でしたね。

[こんな感じで、ドイツ語、イタリア語、スペイン語についての文章、それから最後にアドバイスが続いていくんで、もし興味あれば、記事を購入して読んでいただけると嬉しいです。]

色々な経験をしましたけど、個人的には、一生懸命勉強することによってそれらの困難を克服した、というイメージが今でも強いです。 社会的なプレッシャーも多少ありましたが、それはいい方面に作用したと思っています。 最初は英語で自分を表現するのが苦手でしたが、文法や語彙をたくさん勉強した後、私は英語で基本的なトピックを知っているとやがて確信を得るようになり、やがて適切な自信を持つようになりました。

英語を勉強しながら、17 歳のときにドイツ語も学び始めました。 私のコースでは、ドイツ語、フランス語、中国語から第三言語を選ばなければならなかったので、その中からドイツ語を選びました。 ドイツ語は英語に似ていることは知っていたので、英語を学んだ経験が役に立つと思ったんです。 感情的には、2014年のワールドカップではドイツが優勝したのが大きな影響だった気がしますが。

毎週、ドイツ語のクラスが 2 つありました。 授業では、まず、ドイツ語の単語の発音方法、たとえばドイツ語の R の音や、-oa や -ao などの複合母音の発音などの規則から学びました。 ドイツ語の授業で一番印象に残っているのは、ドイツ人の学生と一緒に勉強していたことです。 彼は交換留学生で、流れで私たちのドイツ語のクラスに参加していました。 ただ、少し後悔している点があります。 それは、授業以外で彼と話すときに、自分は英語を使っていたということです。 後で確認したところ、彼はどうやら本当は日本語で話したいと思っていたようで、よくよく考えてみればそのために来ていたようなものとも言えます。 一方、私にとっても、そうした会話はドイツ語を話す絶好の機会に違いなかったので、最終的に英語は両方にとって良い選択肢ではありませんでした. 全体として、私は彼と多くの会話を楽しんで楽しい時間を過ごしたので、あまり真に受け止めないで欲しいですが、そんな感じです.

高校生の頃はドイツ語をあまり勉強していませんでしたが、高校卒業の2年後にドイツ語を習い始めました。 ある冬休み中、私は文字通り、ほぼ全ての時間を、自分がドイツ語を読んだり、書いたり、単語を覚えたり、聞いたりすることに費やしました。 「Nicos Weg」というYouTubeドラマがあって、3、4回くらい見ましたね。 ドラマは字幕付きで、レベル別の連載もありとても勉強になりました。 A1とA2レベルから始めて、何度も見た後、B1とB2レベルの映画を楽しみました。 学んだことを覚えておくことの重要性は、また後で繰り返しますが、この経験をした際に、私は「話し手が話すことを理解して話すことができれば、その言語がめっちゃ上手くなる」ことを確信しました。 そうした勉強を終えた、ドイツ語のレベルは、ゲーテテストの模擬試験をやってみたところ、ちょうどB1くらいだったと思います。

その後、私はスペイン語を勉強し始めました。今から約4年前です. 先ほど言ったように、私は常にサッカーに興味があり、大学での専門もスペイン語だったので.多くを学んだ言語の一つです。

私のスペイン語学科では、文法や聴解・作文などの基礎を学ぶ2年間の授業がありましたが、実のところ、自分自身では、最初の夏休みでほぼすべての文法内容を終え、暗記していました。 だいたい2 か月で 30 以上の文法項目を学び、2000 語程度暗記しましたかね。

そのため、スペイン語の授業では、英語を学ぶときと同じように、アウトプットに集中することができました。 私を大いに助けてくれたのは、スペイン語を話す教師とのディスカッションでした。 彼らはスペイン語だけでなく、言語の習得、教育、合理的なアイデアの提示の仕方についても知識を持っていて、様々な面から学びがありました。

スペイン語を初めて、約1年半で、DELE B2 という、そこそこのレベルの試験に会話セクション満点で合格してしまったので、少し鼻高々していた時期もありましたが、それでも学ぶべきことがたくさんあることを知っています。 例えば、私は主に、スペインのスペイン語を勉強していましたが、メキシコ、アルゼンチン、チリなど、他の場所のスペイン語をもっと学びたいと思っています。

心理学的には、このタイプのモチベーションは「成長マインドセット」と呼ばれ、このマインドセットのおかげで、人はよりよく学び、見通しが良く、物事に取り組み続けることができると言われています。 同時に多くのことを学びすぎて休む必要があることもありますが、僕はこうした柔軟な姿勢でいられる自分が好きです。

そして5番目の言語はイタリア語です。 私がイタリア語を始めたのは、そのなんともおしゃれな響き、イタリア人に対するポジティブなイメージ、そしてイタリア語がスペイン語に似ているという事実からでした。 今の私のイタリア語レベルはA2かB1くらいだと思います。

イタリア語を学ぶためには、イタリアに関する新聞や本などの読み物をたくさん使いました。 スペイン語やイタリア語は同じラテン語の一つであるということはすでに知っていて、実際めちゃくちゃ似ているので、辞書がそばにあれば何が書かれているのか、理解するのは難しくありませんでした。

イタリア語の興味深い点の 1 つは、英語、フランス語、スペイン語、さらにはドイツ語などの他の言語との関連性が高いことです。 イタリア語は、フランス語、スペイン語、ルーマニア語、ポルトガル語、カタロニア語などのラテン語の 1 つに分類されますが、英語やドイツ語など、他の言語の単語も数多く見つかります。 たとえば、「televisione」は英語の単語です。(気になったら調べてみてください)

ここまで言語習得の体験談を話してきたが、ここからは実際の方法論について書いていこうと思います。 

言語習得の方法で特に重要だと思うのは、インプットとアウトプットのバランスをうまく保つことです。なぜなら、インプットがなければ語学力を向上させるための新しい単語を手に入れることはできず、アウトプットがなければ学んだことを何1つ保持することもできないからです。

もし、どちらか一方から始めるなら、私は、間違いなく、たくさんのインプットから始めるのが良いと思います。会話やテキストを読む前に、私はいつも語彙と文法の勉強から始めますが、 これらは、最初に行うべき基本的なことです。(イタリア語は、既に単語を推測する能力と、実際に類似性があったので少し例外です)なぜインプットから始める方が良いかというと、これにより、アウトプットの良いスタートを切ることができ、さらに重要なことに、不必要な不安を避けることができるからです。 言語習得の研究では、新しい言語を使用することへの不安が、学習者が学習する際の最大の障壁の 1 つであると言われています。 ネイティブスピーカーとたくさん話せば忘れられると言う人もいますが、私はそうは思いません。なぜなら言語習得において私たちが恐れているのは、話すこと自体ではなく、話すことや使うことに失敗することだからです。

学んだことをいつか使い始めなければならないこともありますが、初心者や新しい言語を始めたばかりの場合は、事前に多くの単語と文法を学んでおくことを強くお勧めします.人間の言語の元は話し言葉と言われているので、発音から始めるのが理想的。

なんだか、明日からにでも言語を話せるような気がしてきた人もいると思いますが、言語学習に焦りは必要ありません。というか、学習が遅い人でも、劣等感を感じる必要はありません。 子どもが母国語を完全に習得するには 5 年以上かかります。子供と大人のニューロンネットワーク、つまり頭の使い方は違うので、比較対照ではない、という人もいますが、少なくとも、1週間や1か月で言語を習得出来なくても何もおかしいことではありません。コツコツやれば、ほとんどの人がそれなりのレベルには達成出来るのが、言語の特徴なので、ぜひ最初のステップ、単語でも、文法でも、会話のフレーズでも決めて、学習を初めて見てください。

それでは、また。


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