『聞こえてきたのは、・・』

『聞こえてきたのは、男性の声ですか?女性の声ですか?』
ACジャパンのテレビCMを初めて見た時は、狙い通りの反応となってしまいました。積み重ねられた性差による伝統的あるべき姿感はさらに意識しなければ払拭できないことを思い知らされました。

子育て時に気を付けていたのは“らしく”という言葉を使わないこと。女の子だから・男の子だからという言葉も同様です。ずいぶん意識していたつもりだったのに『聞こえてきたのは、・・』で聞こえてきたのは男の子の声そして女の子の声でした。

親として子どもに接しているときは偏った価値観を植え付けないように気を付けることが出来きますが、保育園・幼稚園・小学校ではどうなんだろうと気になります。女性の教師が多のだから、女性が一歩引くことを良しとする価値観を無意識のうちに植え付けるような言動には敏感になってほしいものです。

掃除をサボっている女児と男児、教師はそれぞれどんな注意をしているのでしょう。授業を始める前などのちょっとした雑談時、男性教師は自らの家事に何気に言及することがあるのでしょうか。そういうことが教室の子どもたちにとって“あるべき社会の当たり前”がしっかり心に焼き付くいい機会なると思えます。

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