面白い・変わったプランクトン5選
みなさんこんにちは、やまもんです!
記念すべき1回目の投稿はタイトルにある通り、面白い・変わったプランクトン5選を紹介します。このアカウントでは、主に生き物(自然科学)に関する記事を書いていきますので、よろしくお願いします!
そもそもプランクトンとは、顕微鏡でしか見えない小さな生き物のことと勘違いされやすいのですが、語源はギリシア語の「放浪者」を意味する言葉で、自分で泳ぐ能力を持たず、波や潮の流れにのってゆらゆら漂っている生物のことです。
なのでクラゲやクリオネ、魚の稚魚などもプランクトンと分類されます!
(ちなみに逆に泳ぐ能力をもつ生物はネクトンと言い、普通の魚たちはこの分類になります。ほかにも水底にいて、あまり泳がない生物はベントスと言います。ウニやヒトデなどです。)
プランクトンたちも生きるために工夫してして、面白い特徴を持つものもたくさんいます!
1,Erythropsidinium agie
大体のプランクトンの和名は無いのですが、一応ナガジタメダマムシという和名があるらしいです。何か、目みたいなものがついていますよね…そうなんです。実はこいつ、「眼」を持っているんです。一部のプランクトンしか持っていないこの眼はオセルス眼と言って、光を感じるセンサーやレンズが備わっている、人の眼と近い構造になっています。このおかげで色々な光刺激を受けて、状況に応じた行動を取ることができるらしいです。こんな小さな生き物が人と同じような眼を持っているなんて本当にすごいですよね。かわいいと思います。ちなみにレンズは持っていませんが、光を感じる眼を持つものは他にもミドリムシなどがいます。
2,イカダケイソウ
イカダケイソウは珪藻の仲間ですが、ケイソウは有名なので知っている方も多いかもしれません。ケイソウはゆっくりちまちま動くのですが、こいつはダイナミックに大きく動きます。長方形の細胞が繋がっていて、まるで南京玉すだれのように動くのです。このザァーッと動く姿を見ると感動します。どうしてこんな動きをするんでしょうかね…沈みにくくなるのでしょうか?YouTubeに動画をあげている方がいらっしゃるので、よければ見てみてください。
3,Chaetoceros coarctatus
イカダケイソウと同じ珪藻の一種です。ケイソウは10万種もいると考えられていて、「藻類の昆虫」とも言われているんです☆こちらのケイソウは細長くて、棘が生えているんですが、何か丸いものがついていますよね。これ実はツリガネムシなんです。こいつの面白いところは、体にたくさんのツリガネムシをつけているんです。ツリガネムシが巻き起こす水流などを利用して沈まないようにしているそうですが、発想がすごいです。ミクロの世界でも助け合いは大事なんですね。ただ、ツリガネムシがそれぞれランダムで動くので少し気持ち悪いです。同じくYouTubeに動画を上げている方がいらっしゃるので、イカダケイソウと一緒によければ見てみてください。
4,プルテウス幼生
プルテウス幼生は、棘皮動物、つまりウニなどの幼生(赤ちゃん)です。ウニといえば、あのドゲトゲのボールみたいな生き物です。この幼生は確かに棘がありますけれど、なんだか宇宙船みたく見えませんか?(写真はクモヒトデの幼生です)この姿で過ごしてある程度経つと、海底に着地してちゃんとしたウニになります。大きさは0.8ミリほどで他の生き物にも言えることですがこんな小さな生物が何10センチ、下手したら数メートルも大きくなるなんてとてもロマンがあります。僕もウニの魅力に惹かれて、幼生から育てようと思っているのですが、実現できていません(笑)
5,ウミホタル
ウミホタルは、海に住むミジンコの仲間です。昼は砂に潜っていて、夜になると出てきます。何が面白いかって、名前の通り刺激を受けると蛍のようにひかるんです!
↑この写真を見てください。ものすごく綺麗じゃ無いですか?プランクトンに興味がなくても全然楽しめます。それに、ウミホタル自体も丸っこくてかわいいです。個人的には、犬や猫と肩を並べるほどと考えます。
面白い・変わったプランクトン5選、いかがだったでしょうか。身近に潜むプランクトンは15万種もいて、他にも変わったプランクトンたちが大勢います!ぜひ、お気に入りのプランクトンを見つけてみてはどうでしょうか。
最後まで見てくれてありがとうございました!嬉しい限りです!後々自己紹介も書いてみるつもりなので、お楽しみに(?)
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