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スライスハムが薄くなった話

紙のようだ

 少し前にカントリーマアムがだんだん小さくなっているとツイッター(X)で話題になっていた。
 お菓子を食べない私にはピンと来ていなかったのだが、確かに高校生の息子のお弁当に入れる冷凍食品、コロッケや一口かつの大きさがいやに小さくなったなあとは思っていた。
 ずい分前の話。
 
 さて、今、ハムを目の前にしてがくぜんとしている。
 紙のように薄い。
 ペランペランだ。
 よくもまあこれだけ薄くスライスできたもんだと、逆に感心してしまう。
 4枚入り3パック。値段変わらず。
 しかし厚みが以前の半分。
 そう、あのうすいスライスのまたまた半分の薄さ。
 冗談じゃなく厚紙と同じくらいだ。
 だったら厚みはそのままで3枚入りでもいいじゃないかと思うが、それは企業のプライドが許さないのだろう。
 あくまで4枚入ってますよ、値段変わらずですよ、の姿勢は貫きたいのだと思う。
 それでハムをこんなに薄くスライスする技術が出来上がった。
 まあ、すごいっちゃすごいのだが。
 
 今日も紙のような薄さのハムをサラダに乗せて、
「うっすい」と思う朝のひとときであった。
 

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